朝日ぐんまって?
朝日フォトコン
コラム 
上州日和
プロ意識 [3月5日号]

 月に1度、群馬テレビの報道番組にコメンテーターとして出ている。「意外に堂々として見える」と言ってくれる人もいるけれど、手のひらは汗でびっしょり。苦難の50分間である。
 いつも感心するのは吉田学、福田友理子両キャスターの差配ぶりだ。画面に映らないCMなどの時間には、突発ニュースにあわてたり、体調不良で鼻をすすったりと案外バタバタしている。それでも、いざ本番となれば、何事もなかったかのように落ち着いて見えるのがさすがだ。
 新聞記者からテレビの世界に入った鳥越俊太郎さんは、田丸美寿々さんに「あなたは30秒のコメントに血を吐いていない。私たちアナウンサーは5秒あればだいたいのことは言える」と指摘されたという。その言葉を「心臓を貫く矢」のように感じたと書いている(「人間力の磨き方」講談社プラスアルファ新書)。
 2年前、日本新聞協会の訪米団に加わって、CNNのキャスターを取材したときのこと。本番を終えて出てきた彼は、上半身はスーツ姿なのに、セットで隠れる下半身はジーンズにスニーカー。私たちが理由を聞くと、「この方が動きやすいでしょ」とウインクし、次の番組へと階段を駆け下りていった。
 個性や表現は違っても、それぞれが「秒」の世界に生きるテレビ人のプロ意識なのだろう。ちなみに、吉田、福田両キャスターの服装はいつも上から下までビシッと決まっています。念のため。(前橋総局長・恵村順一郎)

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上州日和
「花より団子」派 [3月5日号]

 東日本最大規模を誇る群馬三大梅林が、中旬から見頃を迎えそうだ。花をめでるのも良いが梅を味わうのもまた一興。梅林には産地ならではの梅商品がたくさんある。
 まず、秋間梅林の茶屋「福寿荘」の超ロングラン商品「梅お焼き」。梅干しの酸味とフキノトウの苦味とみその風味を生かした素朴な味は、外はカリッと香ばしく中はモチッとした食感がたまらない。新商品の梅クッキー、梅パウンドケーキも人気だ。「うすい酒販倶楽部」売店が扱う「梅香里」は三大梅林の梅を日本酒で漬け込んだ梅酒で、奥深い甘味とコクがクセになるおいしさ。どれもお土産にピッタリだ。
 箕郷梅林入り口に建つ「みさと鳴沢ふるさと館」では、箕郷産の梅肉入りコロッケとうどんが味わえる。梅うどんはのど越しさわやかで、梅コロッケは程良い酸味と衣のサクサク感が絶妙。淡いピンク色も美しい。
 榛名梅林では4月末まで、37店舗で梅料理や梅菓子などを提供中だ。梅ピザから梅味ホルモン、梅しそギョーザ、梅パスタ、梅あんパン、梅餅、梅フレーバーティーまで、ジャンルは多彩でオリジナリティーあふれる逸品ばかり。4店を巡ると豪華賞品が当たるスタンプラリーも実施している。
 思わず「うめ〜」と叫んでしまうような梅グルメに出合える三大梅林。「花より団子」派の人は花見の後、ぜひ各梅林の「こだわりの味」を楽しんで欲しい。(中島)

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