朝日ぐんまって?
朝日フォトコン
コラム 
上州日和
体に良いこと!? [5月26日号]

 トマトジュースが好きだ。子どもの頃は、あのドロッとした口当たりと青臭いにおいが大嫌いだった。好んで飲むようになったのは、ずっと後、30代になってからだ。きっかけは「二日酔い」だった。
 飲み過ぎた翌日、無性にのどが渇いていた私は冷蔵庫のトマトジュースを一気飲み。濃厚な液体が、スルスルとのどを滑り落ちていく。「プハ〜、うまい!」。甘味と酸味と香りが三位一体となった味は絶妙で、思わず叫んでしまった。しらふだったら、恐らく口にしていなかっただろう。二日酔いのお陰で、すっかり苦手意識が克服できた。
 以来、毎朝欠かさず飲んでいる。何事にも飽きっぽい私が、唯一続けているものと言って良いだろう。「おいしいから」という理由だけではない。「体に良いことをした」という充実感が得られるからだ。たらふく食べて寝てしまった日、ついつい飲み過ぎてしまった日の翌朝は、ひどく罪悪感にさいなまれる。
 だが、1杯のトマトジュースが、後ろめたい気持ちと共に、摂取しすぎた脂肪やアルコールを奇麗に洗い流してくれるような気がするのだ。実際、飲んだ後は身も心もスキッと爽やかになる。体に良いことは間違いない。とはいえ、暴飲暴食をやめる方が、何十倍も「体に良い」ことは百も承知だ。(中島)


ウインドウズ [5月19日号]

 ウィニーなどファイル共有ソフトで内部資料の流出が世間を騒がせている。でもそれは圧倒的シェアを誇るウィンドウズでのこと。パソコンをマッキントッシュ(マック)で構築している我が職場では、Eメールに添付されるウィルス問題など、対岸の火事にしか思っていなかった。
 しかし今度、ついに職場にもウィンドウズの波がやって来る。編集ソフトのバージョンアップに伴い、アプリケーションとの関係で、マックからウィンドウズへ変更を余儀なくされることになったのだ。
 断腸の思いだ。24歳でマックを使い始めて13年。長い時間を共に過ごして来た。最初使っていたオペレーションシステムは「クワドラ」だった。初めて買ったマックは「LC」で容量が36メガバイトだった。そして価格は周辺機器を含めて60万円ちょっと。いま発売されているスペックと比較すると、値段も性能も天と地の差だ。容量が50倍以上の2ギガになった時には、感動すらした。
 変更決定後に、ある映画作品を観た。この映画の編集などでは、マックが使われている。専門分野ではまだまだマックユーザーは頑張っているんだなと、ちょっとうれしい気持ちになった。マックで培って来たことをベースにこれからも頑張っていきたい。(萩原)


ルール [5月12日号]

 自動車事故の瞬間を目撃した。赤信号を無視した車が、青信号で走っていた車に激突。片方は田んぼに突っ込み、もう一方は半回転して歩道に乗り上げた。それまで無縁だったが、事故は思わぬ時に起きるものと改めて実感した。
 県民の世帯あたりの自動車保有台数は、05年3月末で全国4位らしい。そのせいか「車優先?」と思われる場面によく遭遇する。横断歩道に人がいれば停止すべきなのだが、横断者に譲ろうと減速すると、後続車に威嚇されることがある。歩行者側も心得たもので、車が通過するまで待ち続ける人もいる。身振りで横断を促しても、手を振り返して譲られたり無視される。車の窓越しで声は届かず意思は伝えにくい。そのため譲ったりお礼の意思を示す時は、オーバーアクションを心掛けている。
 免許更新時の講習で見たビデオからは、違反行為を戒めるというより、信号や一時停止を守らぬ運転者からの「もらい事故」がいかに多いかを示す印象を受けた。もらい事故でも、保険の過失割合が加害者全額負担になる例はまれで、それを憤る知人も多い。
 交通法規をどんなに厳しくしても、守らぬ人が一人でもいれば全体の安全は確保できない。ルールはすべての人が守ってはじめて意味を持つのだ。(池田)


マニュアル [5月5日号]

 知人の建築士は、施主に間取りを提案する際、「すべて具体的に提案してあげないと納得してもらえないんですよ」と嘆く。
 つまり、「この押し入れには○○を入れ、この□□はこう使って下さい」と、一つひとつ提案するというわけだ。彼は「最近のユーザーは上げ膳、据え膳でないと食べてくれない。これは映像のはんらんによる想像力の低下でしょうね」と言い切る。
 そういえば、スーパーでは野菜や魚の売り場に、ごく当たり前の調理法が掲げられていたり、書店の平積みコーナーでは一冊ごとにカードが提げられ、本を読んでの感動の仕方まで細かく「指導」してくれている。
 以前、「マニュアル人間」という言葉がはやり、「指示待ち人間」という言葉もあったが、今ではあまり聞かなくなった。これって、一億総マニュアル人間になったからなのかな? と思ってしまう。
 誰かが作ったマニュアル通りに動かないと、間違いを犯してしまうのではと不安になってしまう。そんな時代になってきた。
 知らないうちにマインドコントロールされているようで、怖い。(南保)


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