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先日、高崎から桐生方面へと向かう際、関越道・高崎ICから北関東道・伊勢崎ICまで高速道路を利用した。
ちょうど午前9時ごろで、一般道路はやや渋滞気味。このままでは約束の時間に到底、間に合わない。使い慣れないナビをいろいろといじくってみた結果、高崎ICまではやや遠回りだが、思い切って高速に乗ることを選択した。
これまでなかなか縁がなく、「北関東」に乗ったのは今回が初めて。「関越」のジャンクションを経由し、「北関東」に入ってからは、視界に他の車はなく、独占状態。秋空に映える赤城山を左手に眺めながら、車は快調に進む。気付けば、高崎ICからわずか10分足らずで伊勢崎ICに到着。予想よりも大幅に早く、国道50号の旧赤掘町付近に辿り着いた。結果的に30分以上の時間短縮を図ることができた。しかし、そんな感謝の心を、料金がかき消した。「600円」。距離約17キロ。おそらく距離換算による料金設定なのだろうが、時間にして10分弱という順調なドライブが割高感を助長した。「た、高い・・・」。
「時間をお金で買った」と割り切れるだけの懐の深さを持ち合わせていない自分のような人間は、もっと時間に余裕を持って行動しなければならないと思った。(伊藤)

先日、県内作家から個展案内を頂き、滋賀県近江八幡市のギャラリーを訪ねた。1929年築の町屋を改築した建物は、閑静なたたずまい。2時間近く滞在しただろうか。その間、来場者が途切れることはなかった。
日牟礼八幡宮にほど近いギャラリー付近は、近江商人ゆかりの商家や蔵が建ち並び、豊臣秀吉の甥秀次が築いた城下町の繁栄を今に伝えている。91年、重要伝統的建造物群保存地区(重伝建)に選定された。ギャラリーや八幡堀など、人気スポットを結ぶ散策路も整備され観光客は選定前の2・5倍に増えたという。
今夏、六合村赤岩地区が県内初の重伝建に選定された。江戸明治期の町並みを残す静かな集落は、華やかな近江八幡とはまた違った趣だ。だが、どちらの地区にも数百年の時を経たものだけに宿る存在感がある。
地域の財産として町並みを保存していくことは、容易なことではない。近江八幡地区も重伝建選定後、様々な困難に直面している。だが、それ以上に多くの可能性が生まれていることも事実だ。赤岩地区も様々な壁に突き当たると思うが、集落の個性や特色を生かした町並み保存を地道に模索していって欲しい。 (中島)

夏の高校野球で話題の「青いハンカチ」。買い物客を対象に抽選でプレゼントという粋な計らいに、店内はにぎわっていた。応募箱に何通も投函する人たちの熱意に影響され、気が付けば私もたくさんのレシートを集めてしまった。
例のハンカチが飾られている一角は、鑑賞する人から、「当たりますように」とお祈りする人まで様々。その様子を興味深くテレビ局のカメラが収めている。
確かに、この夏の甲子園の試合は素晴らしく、斎藤・田中両選手の最後の勝負には思わず目頭が熱くなった。同時に、仲間を信じ、目標に向かって突き進む彼らの情熱にうらやましさも覚えた。
振り返ってみれば、今まで「とことんやり通した」という記憶がない。夢中になれるものに出合わなかったと言い訳し、努力を怠ったまま今に至っている。野球にひたむきに取り組む彼らの姿は本当にまぶしかった。青春時代はとっくに過ぎてしまったが、今からでも打ち込める何かを見つけられるだろうか?
都合が良いとは思いつつ、青いハンカチが当たれば夢中になれるものが見つかるかも、と安易なシナリオを描き、当選の発表を心待ちにしている。(餅原)

甲子園で活躍した球児たちのように、郷土ゆかりの人や物が、全国的に知られ、評価されていくのはうれしいものだ。
福岡生まれの私は、街中で九州産の品物を見つけると、同郷の仲間に会ったような懐かしい気持ちになる。ブームになった焼酎以外にも「中央進出」の商品は増えているようだ。少年時代に食べた菓子や棒ラーメンを、近所の店で見つけて驚いたこともある。
最近はスーパーやコンビニで「白熊」というアイス類を見かけるようになった。カップや棒など形態は様々だが、果物が載る点が共通している。鹿児島名物の白熊は、ミルク味のかき氷に桃やパイナップル、スイカなどのフルーツ類がどっさり盛られたもの。暑い土地柄ゆえ、さっぱりが身上のかき氷にも滋養が求められたのかもしれない。小学生の頃は鹿児島の祖父母を訪ね、繁華街「天文館」の食堂でこれを食べるのが夏休み一番の楽しみだった。
昨夏は墓参のため9年ぶりに鹿児島を訪れ、天文館の白熊に再会。巨大で豪華なかき氷に目を丸くする子らに、自分の幼少期を重ね合わせた。とはいえ家族4人の九州行きは、準備も費用もかなりの負担。しばらくはコンビニ白熊の世話になることだろう。 (池田)

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