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県庁県民ホールで写真展「激震から2年・苦悩の痕跡」を見た。
中之条町の角田新八さん(56)が、この1年間、中越地震の旧山古志村などで撮影した66点が並ぶ。写真には、倒壊した墓や家、押しつぶされた車や寸断された道路が生々しくとらえられている。
角田さんは熱く語る。「報道では、避難民が戻った、道路が開通したなど、復興が進んでいるように伝えられるが、そうじゃない」「(いまさら新築できないと)帰りたくても帰れない高齢者がたくさんいる。その現実を一人でも多くの人に知ってもらいたい」
掲げられた写真の中には、一時帰宅して家の残骸を燃やす被災民の姿もあり、思わず涙を誘われる。
振り返って我が郷土群馬。「地震のない地域」と信じる人は多いが、阪神淡路でもそう思われていたのに、あの惨状。群馬は、今回の中越地域と同様、山間の急斜面や進む過疎化など地形も住民構成も酷似している。
地震は防げないが、モノと心の準備は怠ってはならない、と強く思った。他人事ではないのだ。
写真展は29日まで。(南保)

仕事場の机の上が大変なことになっている。中央に置いてあるパソコンを囲むようにして、書類やノートが散乱。パソコンのマウスを動かすわずかなスペースだけが、かろうじて確保できている状況だ。先日も、積み重ねた資料が連鎖的に“雪崩”を起こした。
片付けとか整理整頓が出来ないのは今に始まったことではないが、特にひどくなっているのが分かる。朝、出社して自分の机を見ると、思わず逃げ出したくなるのだ。
必要なものがすぐに見つからないので、最近は重要と判断したものを机上からいすの両脇に避難させた。その結果“被害”は机の周辺まで拡大しつつある。
以前に見たテレビの特集によると、机の上にパソコンしか置いてはいけない企業や、個人の机を決めずに毎日、違った場所で仕事をするオフィスもあるという。自分にはとても出来そうもない。
現在、過去のファイルや、ハンコなどが資料に埋もれて「行方不明」。片付けなければならないことは承知しているが、中途半端な整理は仕事効率が悪くなる。年末まではこのままの状態で乗り切るしかないと思っている。(伊藤)

「中学生にお薦めの本を3冊を教えて」。先日、中学教諭の友人からこんな相談を受けた。この学校では毎年、全教諭の推薦本を冊子にまとめ全生徒に配布しているという。
とりあえず、自宅の本棚から探すことにした。中学の頃、夢中になった本を見つけようしたが記憶があいまいだ。そこで基準を「中学時代に出合いたかった本」に変更。活字量などお構いなしに十数冊をセレクト。この中から、3冊を独断と偏見で選んだ。
「自己嫌悪なんて、いい加減のところで自分を甘やかしていないで、もっと徹底的に自分と闘ってみよう」-力強い言葉に満ちた「自分の中に毒を持て」は、岡本太郎のエッセー。読めば勇気百倍間違いなしだ。小熊英二の「日本という国」は、近代日本の始まりから靖国問題まで、今の日本を知る上で欠かせない知識を教えてくれる。「家族のように暮らしたい」は、高崎のケアハウスきょうめ施設長大河原宏二の体験記録。上下関係なく信頼で結ばれた職員と入居者の交流に胸打たれる。
出合った時期は異なるが、いずれも感動や勇気、新しいモノの見方などを与えてくれた本だ。この3冊が、中学生の心に響くものであればと願う。(中島)

地図を見るのが好きだ。道路地図はもちろん、昔登った山のルートが載った雑誌も買うようになり、時おり眺めている。ルート紹介記事も読むうち、山小屋が改装されていたり、水場が消えていたりと思わぬ発見もある。
一方で最近はまりつつあるのが求人情報紙。30年ほど前の学生時代には毎月のように求人紙(誌)を眺め、引っ越しやテニスコート整備など数十のアルバイトに精出した。再び見るようになったのは、たまたま手にしたチラシに、「ジャガイモの皮むき」の求人が載っていたからだ。これを見て昔、レストランの厨房で1日中、ハンバーグ用のタマネギの皮むきをしたことを思い出した。作業を続けるうち、包丁より果物ナイフの方が能率が上がるなど、いくつか「自分なりの発見」をした覚えがある。
それにしても、職種の多様化や経済状況が反映され社会の縮図でもある求人紙には、実に様々な仕事が載っている。警備員、弁当屋さん、蜂蜜の製造・梱包というものまである。どの仕事にも、携わって初めて知る発見があることだろう。
年を重ねて新鮮な発見が少なくなった自分だが、「発見の楽しさ」を求人紙で改めて発見した思いだ。(南保)

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