朝日ぐんまって?
朝日フォトコン
コラム 
上州日和
うそはばれる [1月26日号]

 昨年暮れに県内のあるスキー場職員から、「間もなく正月なのに雪がない。このままでは夏のボーナスが出ない」と、叫びにも似た悲痛な訴えを聞いた。年間で2割以上の収入を占めるといわれる正月に客が来ない影響は甚大だ。返す言葉がなく「きっと降りますよ」としか言えなかった。
 年が開けて、暮れから全面滑走が可能だった別のスキー場支配人は「雪がない、と報道されるのは残念。ウチは十分滑れるのに客が少ない。報道を見て敬遠されちゃうんだ」とこぼす。さらに「(隣県の)○○スキー場が積雪情報で積雪量を大幅に水増しして発表し、それを信じて来たお客さんが怒っている、と聞いた。苦しいのは分かるが、うそは必ずバレる。お客様を怒らしちゃいけない」と、同じ業界人として無念さをあらわにしていた。
 暖冬で雪が少なめとはいえ、今では多くのスキー場で全面滑走可能だ。
 紙面では連日、「企業のうそ」が報じられている。大手菓子メーカーに端を発した消費・賞味期限問題をはじめ、データ捏造、不正申告、談合、不正改造…。不安、不信感が、上がり始めてきた(といわれる)景気に悪影響を及ぼさなければよいが。(南保)


ネットで海外 [1月19日号]

 正月早々、新聞折り込みに入っていた旅行会社のチラシに見入ってしまった。そこには、ロンドン、ニューヨーク、マドリードなどの西欧各国から、香港、ソウルなどアジア諸国までの各種海外ツアーがズラリと並んでいた。
 小さな掲載写真や日程表を眺めながら、まだ見ぬ世界に思いを馳せる。自分の場合、海外には数えるほどしか行ったことがなく、しかも近場ばかりなので、ほとんどが未知の世界。ちなみに最近の海外は、4年前に行った3泊4日格安グアムツアーだ。
 テレビや雑誌、チラシなどで海外の情報などを見るたび、今年こそは、と思ってはみるものの、1週間近い休暇を取ることは、有給消化すらままならない会社の現状を考えると不可能に近い。ストレスは積もる一方だ。
 そんな不満を少し和らげてくれる方法を知人から教えてもらった。インターネットの検索サイト「グーグル」の世界地図だ。見たい地点の住所を入力すれば、ピンポイントでその場所の航空写真を見ることができる。先日は、仕事の合間にタワーブリッジを見学、ハワイの透き通った海を眺めてみた。ネットでの“海外旅行”もなかなか楽しいものだ。(伊藤)


三日坊主を克服 [1月12日号]

 飽きっぽい、根性無し、めんどくさがり屋、意志薄弱-長所を挙げろと言われると困ってしまうが、短所ならいくらでも出てくる。だが、そんなのは威張れたものではないので、「数ある短所を一つでも無くすこと」を07年の目標に決めた。
 「ゆるい野望」を果たすため、真っ先に思いついたのが日記。「簡単すぎ!」と突っ込まれるかもしれないが、幾度となく挫折している私にしてみればかなり高いハードルだ。
 実は日記を選んだ理由はほかにもある。先月、夢ノートシリーズで知られるエッセイスト兼イラストレーター中山庸子さんの講演を聞く機会があったが、彼女は繰り返し「自分の気持ちを言葉に書き残しておくことの重要性」を説いた。
 実際、自らの願望を日々ノートにつづることで「イラストレーターになる」という幼い頃からの夢をかなえたのだ。「短所が改善できる上に夢もかなう。これは、一石二鳥ではないか」とばかりに飛びついたというのが本音だ。
 早いもので、1月も半ばになろうとしている。元日15行、2日10行、3日7行、4日3行?「毎日書くぞ!」と意気込んで始めたが、日を追うごとに文字量が減っている。いつまで続けられるか自分でも心もとないが、とりあえず三日坊主は克服できた。(中島)


年齢 [1月5日号]

 記者として駆け出しの頃、取材や記事の書き方で先輩からいくつものアドバイスを受けました。その中の一つに、「記事に載る人は職業や名前に加え、年齢も併記を」がありました。
 名前も年齢もよく知られている有名な人ならともかく、文字で情報を伝える紙面は、読む人が頭の中に像を浮かべられるよう、なるべく具体的に書くことが大切だから、というのが理由です。
 女性に年齢は聞きにくい。それでも「これも仕事」と、しつこく聞いたときもありました。
 時代は変わって「プライバシーを守る」ことが大切になりました。それでも取材では名前に続いて「お年は?」と聞きます。個人情報保護法が施行されて2年近くたち、最近では女性に限らず男性でも「名前も年齢もちょっと…」と断られるケースが増え、しつこくは聞けなくなりました。
 読む人に分かりやすい記事を、と心掛けつつ、年齢を載せられないもどかしさ。自分に「そこまで年齢にこだわらなくても」との思いもあり、葛藤は続いています。
 いずれにしても、「読みやすい紙面」を今後も心掛けていきます。今年もよろしくお願いします。(南保)


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