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猛暑が続く。人一倍の汗かきだから肉体的にも精神的にもストレスがたまる。
クルマを運転していて工事現場に差し掛かった。片側交互通行。旗を持つ若い女性は流れるような動作で全身に自信がみなぎっている。こちらが差し掛かると赤旗を振っている。しかし顔は向こう向き。てっきり対向車を止め、こちらを優先したと思いクルマを進ませた。だが彼女の意思は逆だった。「私の制止が目に入らぬか、バカモン」とばかりにニラミつけられた。急ブレーキをかけ大事には至らなかったが、こちらも「分かりやすく指示しろよ」とカッときた。
「いかん、いかん」と思いつつ、記憶がよみがえった。学生時代の数多いアルバイトの中で自分も交通整理をした経験がある。就業前には「誘導の意思表示は相手に分かるよう明確に」「危険が迫ったら大声を出せ」と言われた。当初はびくびくだったが、慣れると大型ダンプもトレーラーも意のままに動き、「自分の指示で皆は動く」と得意になった記憶がある。自分も運転者にストレスを与えていたかもしれない。
通常は「ムッ」と思うことでも猛暑の日は「カッ」となる。運転は凶器の操作。気を付けたい。(南保)

先日、県外のレジャー施設へ車で行った際、他ドライバーが交通切符を切られる現場に遭遇した。場所は施設から目と鼻の先。入り口まであと数百mほどの道路は、渋滞が起きていた。
そのT字路は、車が連なっていて、旅行者と思われる一台の車が、前の車に追随するように道路へ出た。その瞬間、陰に隠れていた白バイが飛び出してきた。ぶ然とするドライバー。おそらく一時停止違反だろう。追い越し様に、後部座席をのぞいてみたら、家族はしらけきっていた。父親の威厳は丸つぶれだ。
違反には違いないが、レジャー施設を目前にして、せっかくの楽しみに水を差される家族の心境を思うと同情してしまった。最近の流行語で「KY」(空気が読めない)という言葉があるが、取り締まりを目撃して、それを思い出した。
地方空港を利用する際、周辺道路で取り締まりを行う光景も目にする。それ自体に文句を言うつもりはないが、土地勘のない旅行者をワナにはめるような方法はどうかと思う。
今週末から夏休みに突入する。家族らと出掛ける機会も多くなると思うが、些細なことで旅行の楽しみを奪われないように、さらなる安全運転を心掛けたいものだ。(伊藤)

85年夏、御巣鷹山に日航ジャンボ機が墜落した時、私は中学生だった。死者520人という大惨事以上に、生存者4人という奇跡を強く記憶している。数年前、横山秀夫氏の「クラマーズ・ハイ」を手にしたのも、地元で起こった大事故への関心からだった。
小説から受けた衝撃は今でも忘れられない。報道に携わった地元新聞記者たちの葛藤や男同士の意地と友情、家族の絆などが冷徹かつ繊細な筆致で描かれていた。読み終えるまで幾度となく字が霞んだのは、後にも先にもこの一冊だけだ。
先日、映画「クライマーズ・ハイ」を見た。監督独自の解釈が付け加えられていたものの、原作の核となる部分は映画でも貫かれていた。主人公同様、誰しも仕事や人間関係の中で大きな壁にぶち当たる。努力が報われない悔しさ、気持ちが伝わらない悲しさ?それにも増して己のふがい無さに打ちのめされる。
一方、自分以外の力で壁を乗り越えられたり、人の温かさに触れ心が救われたりすることも多々ある。人生の価値は結果ではない。映画は壁を前にした時、勇気を持ってその現実を一旦、引き受けることの大切さを教えてくれた。思わず落涙。原作同様、忘れられない1作になりそうだ。(中島)

緑化フェアが一部を除いて終了し1カ月たつ。
多くの県民が手弁当で汗したかいあって、予想を上回る盛況ぶりだった。県外からも多くの来場者があった。いっとき、傘で花を折る不心得者がニュースをにぎわしたのは残念だったが、街は工夫を凝らしたプランターや可愛い花々で彩られ、鮮やかな緑とともに潤いをもたらした。フェア終了後も丹精込めて育てているグループも多くあると聞く。
一方で最近、フェアを前に、きれいな柵とともに築かれた大きな花壇が、丈の伸びた雑草に埋もれている個所も見かけた。今では植えられた花の種類すら分からないほど。傍らには造った学校名が誇らしげに掲げてある。行事などで忙しく花壇の世話までは手が回らないのだろう、看板が恨めしい。
うっとおしい梅雨の真っ最中で雑草の成長が速い。種が落ちる前に手入れをしたいところ。我が家の近くなら、日頃の運動不足の解消に一汗かきたいところだが、それもままならない。緑化フェアを一過性のイベントにせず、近隣の人たちが手を貸してあげられないものか。「いつまでも緑化フェアの精神を持ち続けてほしい」と願わずにはいられない。(南保)

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