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悲しいことがあったとき、おばあちゃんは必ず傍にいてくれた。
中学を卒業するまでは近所に住んでいたため、事あるたびに、悪かったヒザをひきずりながら会いに来てくれた。2人で手を取り合って泣いたこともあった。おばあちゃんのやさしさ、笑顔に支えられて、日々の生活を送ることができた。
危篤の知らせが入ったのは、昨年末だった。90歳を過ぎた近年はデイサービス(通所介護)のお世話になっていたが、施設先で体調が悪化し病院へ運ばれた。高齢ということもあり、快復は難しいとのことだった。数日後、母から「今夜が…」という連絡が入り、仕事を切り上げて病室へと駆けつけた。
息をするのもつらそうな状態だったが、「おばあちゃん」と声を掛けると、小さくうなずいてくれた。病室で2人だけになったときに手を握ると、起き上がろうとしてくれた。手の温もりは、昔と変わらなかった。その3時間後、おばあちゃんは天国へと旅立った。95歳の大往生だった。
葬儀で手を合わせたときには、この言葉しか浮かんでこなかった。「おばあちゃん、本当にありがとうございました」(伊藤)

酒を飲み、おせちを食べ、眠くなったらゴロリ。「年末年始だからね」とグウタラな生活を送っていたら、恐ろしい事態が待ち受けていた。風呂上がりに視線を落とせば、腹の出っ張りでつま先が全く見えないではないか。「ポ〜ニョポニョポニョ膨らんだ〜まん丸おなかの女の子♪」などとノンキに歌ってる場合ではない。慌てて本屋に走った。
手にしたのは「美腰」を作るダイエット本。随分前から話題になっていたものの、「腰を回すだけでやせるなら世の女性は皆ウエスト58センチよ」と、冷ややかに見ていた。が、背に腹は代えられない。「回すだけ」なのもズボラな私向きだ。
休み明けから早速やってみることにした。欲張ると続かないので、何項目もの中から一番ユルそうな「寝ながら体操」を選ぶ。やり方は簡単だ。寝ころがり、ひざをそろえて立てたら腰を軸に両ひざをゆっくり左右に倒す。5往復したら、今度はひざが床に付くように腰を大きく左右に5往復ひねる。たったこれだけ。
甚だ心もとないが、「信じる者は救われる」と信じ今のところ続けている。始めて10日余り。「心なしか腰回りがスッキリ」なんてことは一切ないが、見事、美腰になった暁にはこの欄でご報告したい。(中島)

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