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運転中、前を走る家族連れと思われるクルマの窓から、乳酸飲料とおぼしき小さな容器がポロポロっと4つほど落とされた。遠い昔に見た馬の排便を即座に思い出した。低速だったから車間距離が短く、よけようとハンドルを切る間もなかった。空の容器は風にあおられて自身のクルマに当たった。車間を取ってしばらく行くと、今度はビニール袋が数枚放出され、これは空高く舞い上がった。
「ポイ捨てはやめよう」「環境を守ろう」と叫ばれ、ひと昔前に比べたら意識はずいぶん向上した。道路沿線の空き缶もたばこの吸い殻もめっきり減った(ようだ)。内心「意識は定着してきたな」と思っていただけに、まぁだ、こんな家族がいるのかとあきれた。
ルール、マナー、モラルを守るのは、互いの社会生活を快適にしようとの思いから。マナー、モラルはともかく、ルールは「決まり」の意味で、明らかに道路交通法と軽犯罪法違反。「マナーが悪い」で片づけられる問題ではない。
しばらくは怒りに震えつつ、「あの家族、子供はどんな大人に育つんだろう? かわいそうに」と思いつつ帰途に就いた。この稿を入力しつつ再び怒っている。(南保)

先月、渋谷で行われた「MAY'S」のライブに駆けつけた。
ボーカル片桐舞子(桐生出身)と、クールなトラックメーカー・NAUGHTY BO-Zの本格派ポップスユニット。09年にはシングル「ONE LOVE〜100万回のKISSでアイシテル」を収録したアルバム「Amazing」が大ヒットし、音楽シーンでの存在感は一気に増した。
全国7カ所のツアーファイナルとなった渋谷AXのチケットは発売と同時に完売。当日は熱烈なファンが会場を埋め尽くした。
熱気あふれる中で始まったライブは1曲目から最高潮。桐生の民謡師範のDNAを継ぐ圧倒的な歌唱力と、キュートかつポップなパフォーマンスで観客を魅了し続けた。
先月上旬、彼らに取材したとき「結成9年。一つひとつを確認しながら一歩一歩階段を上ってきた」と話していたが、まさに9年間の集大成と呼ぶにふさわしいものだった。感動のステージは一歩一歩進むことの尊さを教えてくれた。
桐女高卒業後、自身の可能性を信じて上京した音楽人・片桐舞子の「TOKYO DRIVE」は今年、さらに加速するはずだ。(伊藤)

今年の冬、娘は東京の祖父母宅に泊まりながら大学受験に臨んだ。久しぶりに再会し楽しいひとときを過ごしている様子。でも1人で上京するのは初めてでかなり緊張しているようだった。
受験当日の早朝、携帯電話が鳴った。「どうしよう。おばあちゃんとはぐれちゃった」。大都会で右往左往している不安な様子がうかがえた。聞くと、孫1人で満員電車に乗せるのが心配だと付き添ってくれた祖母を、乗客の波に押され見失ったらしい。美術の実技試験で使う絵の具など画材一式を祖母が持っているという。祖父や父とも連絡を取るがそれぞれがオロオロ。祖母は携帯電話を持たず連絡の取りようがない。付き添いをきっぱり断れなかった娘をしかるわけにもいかず、2人の思いやりと遠慮が引き起こしたトラブルに気をもんだ。群馬の地から言えるのは「校門前で待っていれば必ず会える。落ち着いて」の一言。間もなく現地で会えて受験も滞りなく終了。家族中を巻き込んでハラハラドキドキさせる朝のひとこまだった。
彼女は晴れて大学生になり、引っ越しも済んで新生活がスタートした。「何? 新聞を購読したい?」。母が喜ぶ言葉を知っている。仕送り頑張らなくちゃ。(谷)

万年運動不足&隠れ肥満から脱出すべく、先日、ひとり散歩部を立ち上げた。何のことはない。休日や空き時間に、辺りをブラブラ歩くだけ。が、部活と銘打つからにはそれなりの規則がないと格好付かない。そこで「1時間続ける」というルールを掲げることに。
発足は春分の日。「何事も初めが肝心」と勢い勇んで出掛けたものの、この日はあいにくの悪天候。何度も風に吹き飛ばされそうになる。「わぁ、花がキレイ」などと言ってる余裕はない。自ら課した1時間ルールを死守すべく、ひたすら黙々と歩いた。疲れた。
が、思わぬ収穫もあった。当たり前だが、出発したからには元の場所に戻ってこなければならない。途中、疲れてもやめる訳にはいかない。ちょっと大げさかもしれないが「生きている実感」が得られた。さらに、「頼れるものは己の体力のみ」という事実も。気を良くして、22日もキッチリ1時間歩いた。
ところが翌日、体調がすぐれない。張り切りすぎて風邪をひいてしまったのだ。発足2日目にして既に休部状態。あまりのへタレぶりにゲンナリした。あれから10日近くたち、体調は徐々に回復しつつある。桜もほころび始め、お散歩には絶好の季節。今週末辺りから部活を再開しようと思っている。(中島)
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