「新しい価値」が生まれるまちづくりを推進(Vol.126)

広瀬川河畔をはじめ、緑豊かな空間が広がる前橋のまちなか

私の勤める商工会議所には、3つのミッションがあります。それは、①国・県・市等への提言・要望、②中小企業の活力強化、③地域経済の活性化です。

ミッションの一つである“提言・要望”について今回、新しいまちづくりの提案として、「GREEN&RELAX~森の中のまちをつくる~」と題した冊子を作成しました。この提案は前橋のまちのコンセプトである、「水と緑と詩のまち」を体現できる緑のある空間を形成し、自然や緑による癒しや生産性向上への効果がある環境をつくり、クリエイティブな企業や人材などがまちなかに集まることで活性化を図るというものです。

この構想は、当所市街地活性化専門委員会の委員をはじめ、まちなかの活性化事業に携わってきた民間団体や企業の方々に集まっていただき、これからのまちづくりのあり方について2年間ほど議論を重ねてきました。そこでは、「前橋の顔」であるまちなかにおいて起こっている新たな動きを着実なものにし、日常的なにぎわいへとつなげたいという思いのもと、新しいかたちでのまちづくり運営組織のあり方に加え、誰もが共有できるまちづくりの方向性などが話し合われました。

その方向性を取りまとめたものが先に紹介をした構想です。ここで重視していることは、緑を増やすために単に木を植えればいいというものではなく、地域の持続的発展のためには経済を好循環させ富をもたらすヒト・モノ・コトといった、「新しい価値の創造」が生まれる仕組みを構築することにあります。

その新しい価値を生む原動力となるクリエイティブな企業や人材などが集まりやすい環境、本構想では緑のある環境をつくり、デザインの力を活かしたまちづくりを進めば、食や街並みなどの様々なまちなかのコンテンツに新たな魅力が生まれるという考え方です。今後、この考え方のもと、具体的な取り組みへと繋がるような動きを皆さまとともに進めていきたいと思います。

前橋商工会議所 政策部政策推進課
係長 稲垣 昌茂 さん
【略歴】79年、三重県四日市市生まれ。地元の高校を卒業後、高崎経済大学に入学。03年、同大大学院に進学し、都市政策等を専攻。09年同大学修了。博士(地域政策学)。同年から前橋商工会議所に勤務。主にまちづくり、広報などを担当