あなたは本物の雪合戦を見たことがありますか?(Vol.10)

「群馬県住みます芸人(※)」として活躍する、みどり市出身コンビ「アンカンミンカン」の川島大輔さんと富所哲平さん、富岡市出身の岩瀬ガッツさんの3人が、それぞれの立場から群馬に根差した独自活動を通して感じたことを、ユーモアたっぷりにつづります。月1回連載予定。
※2011年4月からスタートした「あなたの街に“住みます”プロジェクト」で、吉本興業の所属芸人が47都道府県に実際に住み地域を盛り上げていく活動。

高速で飛んでくる雪玉を目の当たりにし、恐怖におののくアンカンミンカン軍=北軽井沢

「雪合戦」と聞くと大半の人は「雪遊び」をイメージをするだろう。僕も3年前まではそうだったが、今は違う。「雪合戦」は…「合戦」だ!

3年前の2月、北軽井沢で行われる「浅間高原雪合戦」という何とも楽しそうなイベントに呼ばれ、出場することになった。チーム戦とのことだったので、人を集めてチームを組み、ワクワクして本番を迎えた…。 すっかり雪で一面真っ白になった会場に到着すると、そこには衝立が立てられたコートが作られていて、脇に目をやるとアスリートにしか見えない出場者達が真剣にウォーミングアップをしていた。『なんか思っていた雪合戦と違う…。』そう、それは「スポーツ雪合戦」と呼ばれるものだったのだ。

スポーツ雪合戦は、まず大きなたこ焼き器のような形の「雪玉製造機」を使い、自陣の雪玉を270個も作る。完全に手動なのでこの時点で腕がパンパンになる。その数分後、氷点下のせいで「氷玉」と化したカチカチの雪玉を使い競技開始。7人対7人で雪玉を当てられたらアウト。最終的に残った人数が多い方が勝ちとなる。

飛んでくる雪玉を避けつつ、投げ当てるのは至難の業。出場者はほとんど野球経験者。直球の「氷玉」を食らったらひとたまりもない。相手チームのヘルメットが兜に見える。『怖い!…そうか、これは合戦なのか!』…それに気づくも時すでに遅し。1分で全滅する我が軍だった。

本当の合戦なら次はないが、この合戦には次がある。負けても負けてもゾンビのように蘇っては新しい軍を作り今年で4年連続の出場。できれば今年こそはあの固い「氷玉」に当たりたくない。合戦は来月!…今から武者震いと冷や汗が止まらない。

川島 大輔

【プロフィール】
かわしま・だいすけ/群馬県住みます芸人アンカンミンカンのボケ担当川島大輔。みどり市出身。救急救命士の国家資格を持っていながら何を血迷ったか2007年吉本芸人になる。 趣味は自転車・カメラ・爪を噛むこと。ボケに困って追い込まれると水色のポスカで顔に鼻水を描く。