あれからもう10年。でも、この風景は変わらない−(Vol.20)

5日の新春上映会で来場者と記念撮影する(左から)佐々部清監督、桐山漣さん、二宮慶多さん、橋本剛実プロデューサー=太田市新田文化会館
5日の新春上映会で来場者と記念撮影する(左から)佐々部清監督、桐山漣さん、二宮慶多さん、橋本剛実プロデューサー=太田市新田文化会館

太田市では昨年度、合併10周年を記念して映画「群青色の、とおり道」を制作しました。昨年3月に封切りとなり、これまで全国22カ所で上映し2万人を超える多くの方にご覧いただきました。

昨今、日本全国様々な街で個性豊かなPR映像が作られていますが、本作は地域のPR映画ではありません。どこにでもあるような当たり前の家族や風景、人々のつながりこそがその地域の宝物であるという普遍性を描くことで、「観た人が故郷を思い出す映画にしたい」という願いが込められています。

なぜ周年事業で映画なのかというと、映画は地域に対する人々の愛情を後世に残せるということ、そして市民や企業、団体が様々な形で分け隔てなく参加できるというメリットがあり、自然な流れで地域や人がひとつになれるのではと考えたからです。

表題の言葉は劇中で主人公が発する言葉で、本市合併10周年のキャッチフレーズにもなりました。10周年事業では、産業や子育て・教育という分野で進化を続けても、変わらない良さはこれからも守り続けたいというメッセージが込められています。

「群青色の、とおり道」は、じんわりと心が温かくなるヒューマンドラマです。本作をご覧になった方から、「進学や就職を機に群馬を離れた我が子に見せたい」という言葉が多く寄せられていましたが、折よく1月4、5日に新春上映会という形で市内再上映が実現しました。当日は開場前に長蛇の列ができるほどの大盛況で、なかには「本作を観ると心がジーンと温かくなるから今回が11回目!」という方もいました。

今月下旬には待望のDVDが発売となりますので、ぜひ一度ご覧になってください。

 

太田市企画部企画政策課
主任 河田 佳樹 さん
【略歴】81年太田市生まれ。埼玉大学卒。07年、教育現場から太田市役所へ転職。都市計画課を経て11年から現職。特命事項や地方創生を担当。