セラピードッグ[11月24日号]

我が家には6歳になるミニチュア・シュナウザーがいる。人も犬も大好き、好奇心旺盛で元気いっぱい。まるで、子どものような存在だ。散歩に食事、床屋に病院と、すっかり犬中心の生活になっている。

仕事から帰ってくると、尻尾を高速で振り全身で喜びを表現しながら歓迎してくれる愛犬の愛らしいこと。1日の疲れもどこかへ吹っ飛んでしまう。すっかり親バカだ。

最近、高齢者施設を慰問する「セラピードッグ」の存在がテレビや雑誌など、多くのメディアで紹介されている。犬が人に寄り添う事で心が癒され、記憶や身体の機能向上にも効果があるとされている。

一人暮らしの実家の母も、元気ながら70代後半に差し掛かり膝痛を訴え通院するようになった。歩く事が身体にいいと聞き1週間に一度、愛犬を母に預けることにした。最初は嫌がっていたが、犬にグングン引っ張られるうち、散歩に積極的に出掛けるように。足の調子も良くなり表情も生き生きとしてきた。言うことをきかない娘よりも、素直で天真爛漫な犬と一緒に過ごす方が、楽しくて元気になるらしい。

いるだけで心身を癒してくれる愛犬は、まさにセラピードッグだ。ミニチュア・シュナウザーの平均寿命は約12~15年。人と比べて短い犬生だが、我が家に来て幸せだったと思ってもらえるよう、これからも愛情一杯、大切に育ていきたい。

(森作理恵)