パンダフィーバー[12月15日号]

今年もあと半月。明暗、様々な話題が飛び交った1年だったが、筆者にとって一番の明るい国内ニュースといえば、上野動物園の赤ちゃんパンダ・シャンシャンの誕生だ。6月、母シンシンの5年ぶりの出産に日本中が沸いた。生後6カ月の最新映像には、体重12キロにまで成長したシャンシャンが木の上で眠ったり、竹を無心にむさぼる母の後ろでモコモコと無邪気に動き回ったりと、愛くるしい姿が映し出されている。

初めてパンダを見たのは40年以上前のカンカン・ランラン来日フィーバー真っ只中。人であふれ返った見学通路を押されながら進み念願のパンダにご対面したものの、薄暗い部屋の奥に座り込む2頭の後ろ姿がチラッと見えただけ。幼心にもがっかりした。

時を経て昨年、久々に子どもと訪れた。明るい屋外でタイヤに乗ったり餌を食べたり。生き生きと生活する様子を間近で観察でき、その愛らしさからすっかり虜になった。

現在、パンダ舎では父・リーリーのみ観覧可能だが、来週から母子公開が開始。第1期(19~28日)の観覧受付ができると知り、早速申し込んだ。締め切り日12日14時現在で約25万組の応募というから望みは薄い。とは言え、この時期限定のコロっとした可愛い姿を直接この目に収めておきたい。

抽選発表は今日午後6時。母娘でじゃれあう微笑ましい動画に癒やされながら朗報を待つことにしよう。

(上原道子)