ボウリングデート[2月23日号]

先日、義父母の厚意に甘え、7カ月の娘を預けて久々に妻と2人で出掛けた。平昌冬季五輪での日本勢のメダルラッシュに触発され、外で体を動かしたくなったのだ。妻は独身時代、年間40回もスノーボードを滑りに行っていた強者。雪山に挑もうかとも思ったが、まだ母乳が必要な娘を長時間預けるわけにもいかないので、短時間で健康的に楽しめる近くのボウリング場に向かった。

付き合い始めてから所構わず連れ回してきたが、出産、育児で出掛ける機会はめっきり減った。2人だけで車に乗ったのはいつ以来だろう。運転しながら助手席に座る妻を横目で見ると、家から持ってきたグミや、途中で買ったフライドポテトを口いっぱいに頬張っていて思わず笑ってしまった。

ボウリング場は、想像以上に賑わい、歓声の中に聞こえるピンが倒れる音がどこか懐かしい。学生時代はよくボウリングをしたが、最近はご無沙汰で、妻とプレーするのは初めて。格好いいところを見せたかったが、1ゲーム目は1点差でまさかの敗北。2ゲーム目は勝てたもののスコアは100点ぽっきり。散々な結果だったが、楽しい時間を過ごせた。

育児が始まると、夫婦の時間はなかなか持てないもの。わずか2時間程度のデートだったが、「生まれ変わっても一緒にいよう」とまでは言わなくても、せめてこの人生では、妻を大切にしようと改めて思った。何気ない1日の積み重ねをこれからも共に。

(林哲也)