今こそ、まちの財産を残す行動を!(Vol.157)

「まちメシTATEBAYASHI」の一環として、館林市でスタートした「出前注文」。市内の飲食店さんが配達してくれた弁当がズラリ

「まちメシTATEBAYASHI」プロジェクトとは、新型コロナウイルスの影響で宴会のキャンセルや客足が遠のいた飲食店をデリバリーやテイクアウトによって、まちぐるみで応援する取り組みです。館林市では県内でもいち早く飲食店の情報を集約し、3月16日に注文を開始しました。

最初は市役所からデリバリーの利用をスタートさせ、続けて消防署や県の出先機関、金融機関などに拡大し、最後には市民に情報提供を行いました。現在、市内の56店舗が登録され、特設サイトを開設するとともに、フェイスブックやインスタグラムを活用して、飲食店のデリバリーやテイクアウト情報をこまめに発信しています。

コロナ禍によって、飲食店とお客さんの「つながり」が分断されてしまうことを予測し、「今できることは何か」とチーム一丸となって考え、出した答えはコストを掛けずに情報を集約し、スピード重視で行動することでした。この取り組みは、「まちのお店を食べて応援」という一過性のものではなく、根幹には「自分たちのまちは自分たちで守る」という発想を日常から続けて持ってほしいという願いがあります。

未来を見据えた、自分のまちでの消費が「まちの財産を残す行動」になるということを皆さんに気付いて欲しいという願いです。今こそ、自分の暮らすまちにしかないものを守るために消費行動を変えてください。その行動はまちに暮らす自分たちに必ず返ってきます。

今後は国や県の給付金をはじめ、各市町村独自の支援を活用していただくとともに、地域の「つながり」を分断させない、血の通った支援策を官民が連携して行い、今よりも「つながり」を強固にしたまちこそ、素敵なまちの未来が待っていると、私は確信しています。

館林市商工課 商業振興係
早川 純

【略歴】1985年生まれ。荒川区(東京)職員、公益財団法人荒川区自治総合研究所を経て、2018年10月に館林市役所に入庁。たてばやしリノベーションまちづくりを担当。専門分野は公民連携、住民幸福度、世論調査、地域分析など