令和の空気[「時代の空気。」 短いながらもインパクトのあるコピーに、グッと心を掴まれた…]

「時代の空気。」 短いながらもインパクトのあるコピーに、グッと心を掴まれた。現在、富岡市立美術博物館で開催中の展覧会タイトルだ。アートディレクター副田高行さんが制作に携わった「新聞広告」約100点を紹介しているもので、氏が富岡製糸場ブランドブックを手掛けた縁で企画されたという。

「権力より、愛だね」 「人生は、みんな一回」「脱がすなら、夏にして」 刺激的な言葉と大胆なデザイン、さらに樹木希林、タイガー・ウッズ、吉永小百合など時代を彩る面々に目を奪われる。1980~2017年の作品が年代順に並んでいるが、そこには時代の空気がくっきりと映し出されていた。

今、新聞広告を取り巻く環境は厳しい。弊紙も違わず日々、苦戦を強いられている。しかし、会場を一巡して感じたのは、紙やクリエイティブの持つ力、新聞広告が秘めているポテンシャルの高さだ。大いに励まされ、勇気づけられた。

朝日ぐんまは、今号が今年最後の発行になる。1面でも振り返っているが、1年を通して群馬の様々な話題を取り上げてきた。どこまで期待に応えられたか心もとないが、引き続き記事と広告で「令和の時代」を伝えていきたいと思っている。来年も変わらぬご愛読よろしくお願いします。

(中島美江子)