判断力[10月20日号]

ある日の夕方、車で子どもたちをそろばん塾に送迎中、運転席側ドアの窓ガラスが突然割れ落ち、全身ガラス破片にまみれるという信じられない出来事が起こった。あまりに突然の現象で頭の中は真っ白。少し先の塾まで走行した後、ようやく後部座席の子らの無事が確認できた。

「なぜ? 飛び石か? そもそも対向車がいたっけ・・・」 少し冷静になってから事故を振り返ると記憶はあいまいだ。結局、原因不明のまま修理に出したが、すぐに現場に戻ることも警察への通報もせず帰宅したことを後悔した。

事故に「突然」は付き物。緊急時、いかに落ち着いて的確に対処できるかが試された気がした。確かにとっさの判断力は年々鈍ってきている。

近年、自動運転や運転支援システムなど、自動車の安全面を強化する開発は日進月歩。中には、重大事故発生時にエアバックと連動し発生地点などを自動的に通報するシステムが導入された車種もあるとか。

こうした機能は、判断力の衰えを補ってくれるありがたいものだ。今回の経験から、事故発生当時の状況を知るためにドライブレコーダーは必須だと実感し、近々取り付ける予定だ。とはいえ、機械に頼るだけではなく、同時に自身もまた鍛えねばならない。判断力回復のトレーニング法をご存知の方は是非ご一報を。

(上原道子)