北欧で中之条町の魅力や手仕事の素晴らしさをPR(Vol.115)

六合・荷付場の小正月飾り「ハナ」

北欧の国・フィンランドの首都ヘルシンキから車で1時間ほどの距離にあるフィスカルス村。かつては近代工業で活気を帯び、現在ではクラフトマンやアーティストたちのもの作りやデザインの共同体によって村おこしを成功させ、世界的に注目されている村だそうです。豊かな水と森林に恵まれたこの村で2月、中之条ビエンナーレの海外交流展が行われます。ビエンナーレ総合ディレクターとアーティストの計6人で約3週間、ホームステイをしながら現地で制作し、その作品を発表展示します。

中之条町の地域おこし協力隊員の一人として、私はそこで村おこしのスピリットを学びたいという気持ちと共に、中之条町六合地区の魅力と山のめぐみ、さらに人から生み出され受け継がれてきた手仕事の素晴らしさを2つの方法でご紹介したいと考えております。

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華やかな十二単をイメージした新作の「こんこんぞうり」

華やかな十二単をイメージした新作の「こんこんぞうり」

一つ目は昨年、私の出身地である横浜で開催した「山のめぐみフェア」でご好評いただいた「入山こね鉢」や「入山メンパ」「こんこん草履」「ねこ(藁の分厚いムシロ)」などを、アーティストの作品を売るプロダクトショップONOMA(オノマ)でご紹介したいと思っています。二つ目は、小正月に六合地区で作られる「ハナ」の技術を用いて現地の材料で空間芸術作品を展開したいと考えています。

フィンランドにも似たような飾りがあるようで、国を越えた共通の行為を重ねてゆくことで、フィスカルス村の森と中之条の山とがつながる美しい祭壇のようなものになればうれしいです。

フタを開けてみないと分からないことだらけですが、自然と文化と芸術を通した深い交流と、豊かな村おこしの成功の精神を学びに今から心躍ります。協力隊員として、アーティストとして、まっさらな気持ちで行ってまいります!

 

中之条町 地域おこし協力隊
古川 葉子 さん
【略歴】1986年神奈川県出身。大学卒業後、美術講師をしながら彫刻制作活動を展開。2015年の中之条ビエンナーレ参加をきっかけに2016年、同町に移住し、中之条町地域おこし協力隊に所属。地方と都市を繋げるフェアや作品制作を通して、中之条の魅力を発信している。