夫婦で混浴[2月8日号]

娘や息子が帰省した正月以降、刺激のない夫婦だけの生活が続いていた。マンネリ解消に、思い切って夫を「混浴」取材に誘ってみた。

場所は草津温泉の西の河原露天風呂。草津本白根の噴火以来、観光客を呼び戻したいと昨年7月から限定的に実施していた「混浴」が好評で、今年1月からは毎週金曜夜に定期的に実施していくという。

行きの車中で夫は、「入浴しないで待っている」と乗り気ではなかったが、到着後に西の河原公園の幻想的なイルミネーションを見るとご機嫌に。雪景色を照らすブルーやパープルのライトアップが魅力的で、2人とも心が弾んできた。「やっぱり入る」と夫。

女湯を経由して、いざ木戸の向こうにある男湯へ。少し緊張したが人生初の混浴デビューに気持ちが高まる。混浴というとドキッとする方も多いかもしれないが、ご安心を。ここは男女とも湯あみ着を着用し、湯気のベールもあるので、他人の目線もさほど気にならない。

強酸性で無色透明。湯量が多く短時間で身体の芯まで温まる。夜の冷たい外気が心地良い。夜空を見上げながら夫婦でたわいもないおしゃべり。「気持ちいいね」と泳ぐ仕草をしながら豊かな時間を過ごした。

非日常の開放感を味わえたおかげで、夫婦の会話が弾んだのも収穫。町の人々が一丸となって考え出した「知恵と工夫」を今後も取材し、草津を応援していきたい。

(谷 桂)