子どもを地域で見守る 宿題カフェ

「木下商店」がプレオープン


JR駒形駅のすぐ側に、空き倉庫を改装したカフェ「木下商店」が1月29日、プレオープンした。雑貨販売と喫茶に加え、子どもたちが放課後に集まって宿題をしたり遊んだりして過ごせる「宿題カフェ」の運営を目指し、6月のグランドオープンに向けて準備を進めている。(林道子)

オーナーは2人の子どもを育てる木下友嗣さん(40=前橋)、円さん(同)夫妻だ。夫婦の夢であった雑貨カフェの開業に当たり、「地域のためになることを」と宿題カフェを思い立ったという。
近年、共働き家庭が増加する中で、放課後一人で過ごす子どもが増えている。学童保育も定員超過で入れなかったり、学年によって利用が制限されたりすることもある。「宿題カフェ」は、そんな子どもたちが安心して親の帰りを待てる「第3の居場所」として開設されたフリースペースで、大阪府で立ち上がり全国に広がりを見せている。
木下夫妻も共働きで、小学生の長男・怜朗くんに留守番をさせていることを心苦しく感じていたという。「地域に同じ悩みを抱えるママも多く、子どもが安心して放課後を過ごせる場所を作りたいと思った」と円さん。
「地域の人と作り上げたい」との思いから、クラウドファンディングで子どもの居場所となる2階部分の改装資金を募り、100人から支援が集まった。6月までに2階の手すりと階段を設置。グランドオープン後はお菓子と飲み物を提供し、学生ボランティアが勉強をサポートする。
料金は1人500円(放課後のみ)を予定している。宿題が終われば自由に遊べるよう、ボードゲームや知育玩具を用意。「普段は電子ゲームばかりの子どもも、集まれば自然と遊びが生まれるはず。来店する高齢者との世代間交流にも期待している」と友嗣さん。春から小学校に通う長女・侑音ちゃんも「出来るのが楽しみ」と笑顔を見せる。
現在、雑貨販売とカフェとして営業。オーガニックコーヒーや卵不使用の豆腐マフィンなど、自然派志向のメニューを揃える。雑貨は雑貨店の店長経験のある円さんがセレクト。ママ作家のアクセサリーなどが並ぶ。
なお、新型コロナウイルス感染拡大による臨時休校措置を受け、3月中はドリンクを小学生半額、中高生30%オフで提供する。

雑貨と喫茶と宿題カフェ
木下商店
前橋市小屋原町983-1
027-267-9088
10時~18時
不定休
(Facebookで要確認)