当たりますように[11月15日号]

一昔前は、「暗い、ダサい」スポーツの代名詞だった卓球。中学時代、卓球部だったが、カーテンを閉め切った体育館で黙々と打ち合う己の姿は、確かに地味で冴えなかったように思う。

とはいえ瞬発力や判断力、高度な頭脳プレーが要求される奥の深い魅力的な競技でもある。当時、世間の偏ったイメージに忸怩たる思いを抱いていた。

ところが、今や張本智和選手や石川佳純選手らの活躍で、すっかりメジャーに。先日、東京で行われたワールドカップ団体選でも日本女子が銀メダル、日本男子が銅メダルと好成績を収めたこともあり大きな注目を集めた。

息もつかせぬ高速ラリー、粘り強い鉄壁の守り、目の覚めるような強烈スマッシュ‐迫力あるプレーもさることながら、カラフルなユニホームや華やかな会場演出にすっかり魅了された。そこにネガティブなイメージはなく、改めて隔世の感を覚えた。さらに誇らしかったのが、群馬出身の馬場美香監督が日本女子を率いていたこと。元卓球部としては、応援しないわけにはいかない。

13日から、東京五輪チケット第2次抽選受付がスタートした。第1次でも卓球はかなりの人気だったので、第2次では更なる激戦が予想される。どうか当たりますように。

(中島美江子)