手を取り合って進めば、きっと、だいじょぶだぁ(Vol.14)

「群馬県住みます芸人(※)」として活躍する、みどり市出身コンビ「アンカンミンカン」の川島大輔さんと富所哲平さん、富岡市出身の岩瀬ガッツさんの3人が、それぞれの立場から群馬に根差した独自活動を通して感じたことを、ユーモアたっぷりにつづります。月1回連載予定。
※2011年4月からスタートした「あなたの街に“住みます”プロジェクト」で、吉本興業の所属芸人が47都道府県に実際に住み地域を盛り上げいく活動。

桐生のネット配信番組の無観客放送時の写真

僕たちの大先輩、お笑い界のレジェンドである志村けんさんが亡くなった。コロナウイルスに殺された。今日まで、本当に多くの方を笑わせて、たくさんの笑顔を生んできた志村さんが、死ぬときは独りだった。コロナのせいで。まったく笑えない話だ。

志村さんが亡くなった後で、「こんな騒ぎの中、夜遅くまで飲み歩いていたんだから自業自得だ」「ふざけるな」と、顔の見えない声が聞こえた。実際は、コロナの影響で売り上げが落ち込んで困っている飲み屋に、お金を落として回っていたということが、後になってわかった。「なんて素晴らしいできた人なんだ」、「ありがとう、志村さん」と、また顔の見えない声が聞こえた。

インターネットという技術革新は、世界を近付けて、圧倒的に世の中を便利にした。誰でも、どこにいても、あらゆる情報を発信できるようになった。その代わりにフェイクニュースと呼ばれる嘘も出回り、真偽が定かでない情報も格段に増えた。テレビでやってたから、新聞に書いてあったから、あの人が言ってたから。あまりの情報の多さに、取捨選択の難易度が上がった。

かつてない情報化社会を生きていくためには、ヒトとしての感性が足りていない。コロナウイルスという大きな困難が立ちはだかる今こそ、感性を育てるタイミングだ。自分も世界と繋がっていて、起点になり、終点にもなる。そんなあなたの一歩は、世界の歴史を変えることだってできる。みんなで手を取り合って進めば、きっと、だいじょぶだぁ。

アンカンミンカン
ツッコミ担当 富所 哲平
【プロフィール】とみどころ・てっぺい/83年8月23日生まれ。B型。群馬県住みます芸人アンカンミンカンのツッコミ担当。みどり市出身。千葉大卒業後、地元の幼馴染と芸人の道に進む。趣味はSNS、人つなぎ、誰かの応援。ぐんま特使、みどり市観光大使、環境カウンセラー、お笑いヨガリーダーなどを務める