春を探しに「東吾妻町」へ出かけてみませんか(Vol.120)

東吾妻の町花である水仙と桜が同時に見られる岩井親水公園

「東吾妻町」と聞いて群馬県のどの辺りに位置するか分かる人がどれほどいるでしょうか? 当町は群馬県の北西部に位置し、面積は254㎢、人口約1万4千人の小さな町です。

2014年8月、こんな小さな田舎町に1本の電話が鳴りました。NHK大河ドラマ「真田丸」制作統括の屋敷さんからでした。16年の大河ドラマは、戦国時代を駆け抜け「日本一の兵」として評された真田信繁(幸村)を主人公とした「真田丸」に決定していたことは既に承知していたので「ついにロケ地か!」と心が高ぶりましたが、実際のロケは行われずオープニングのタイトルバックの撮影のみとなりました。しかし、その後、様々なプロデューサーさんと知り合いになり、数々のイベントを開催できました。

16年1月10日の初回放送に合わせ、町のコンベンションホールで俳優の迫田孝也さんをお招きしてのパブリックビューイングを皮切りに、8月には岩櫃サマーフェスタ、12月の最終回に合わせファイナルトークショーも行いました。その他にも大阪や名古屋などでのイベントにも呼ばれ広く当町をPRすることに繋がりました。なかでも一番印象に残ったのは、千葉県君津市で信繁が徳川の大軍を撃退するシーンが撮影されたロケに参加したこと。真田丸は信繁が大阪城の南側に築いた砦であり、これまで頭の中や図面上で復元してきたものが、ほぼ原寸大で目の前に現れ、実際に信繁が戦っているところにいられた時は感涙ものでした。

この時のご縁で昨年の大河ドラマ「西郷どん」では小松帯刀役を演じた町田啓太さん(東吾妻町出身)をお招きして凱旋トークショーを開催することもできました。トークショーでは、同じく「西郷どん」に江藤新平役で出演した俳優の迫田孝也さん、中原尚雄役の田上晃吉さん、そして真田丸では真田カローズでお馴染み、高木渉さん、大野泰広さんも出演していただきました。当町の観光客は、例年約40万人前後でしたが「真田丸」の放映、道の駅「あがつま峡」のオープンなどがあった16年度は73万人となりました。東吾妻町は、「真田丸」で有名になった岩櫃城や岩櫃山だけでなく、日本名水百選である「箱島湧水」や国指定名勝「吾妻峡」など、ほかにも豊かな観光資源がたくさんあります。

また、4月上旬から中旬にかけて町花でもある水仙が咲き誇ります。特に岩井親水公園付近では、桜と水仙が同時に見られる貴重な場所で、まさに絶景です。「すいせん祭り」も4月13日に開催されますので是非、ご家族で春を探しに「東吾妻町」へ出かけてみませんか。

東吾妻町役場 地域政策課
係長 小山 日出映 さん
【略歴】77年東吾妻町生まれ。大学卒業後、2001年東吾妻町役場入庁。産業経済課、上下水道課、税務課を経て2013年4月から現職。商工観光業務に従事