私とサッカー[5月26日号]

私がサッカーに興味をもったのは、まだ新婚だった20年前、夫の影響だ。サッカー日本代表が、ワールドカップ・フランス大会への初出場をかけてアジア最終予選を戦い、悲願の本戦進出決定に日本中が歓喜した97年の冬。平素は物静かな夫が、いつになく熱い語り口で解説してくれるのを面白がっているうちに、そのスピード感や一瞬で勝敗がひっくり返るスリルに魅了された。
やがて息子が小学生になると、少年サッカーチームに入団。子どもなりに相手の動きを読み、コースを選び、ボールを追って全力で走り回る姿を眺めるのは本当に楽しかった。高学年になり試合出場の機会が増えると、グラウンド脇で日がな応援する週末が増えた。当時サッカーは、もはや生活の一部だった。その息子も高校生になりサッカーからは離れたが、私にとっては相変わらず愛着を感じる競技のひとつである。
先月28日付の弊紙1面で、5人制アマチュアサッカーの世界大会「F5WC」に、日本代表として挑む群馬チーム「デルミリオーレ クラウド群馬」を紹介する記事を担当した。彼らは昨年、同大会で準優勝だったチームに勝った経験もあり、初出場ながら充分に優勝を狙える実力を持つ。世界が遠かった20年前を思うと、夢のような話である。世界32カ国が集う「F5WC」は明後日28日、中国・北京で開幕する。群馬から世界の頂点へ!! 健闘を祈る。

(野崎律子)