関係人口をつくる[8月9日号]

人口減少や過疎化の問題を解決しようと、県地域政策課などが「関係人口」をテーマとした講演会を行った。講師を務めたのは高崎出身でソーシャルマガジン「ソトコト」の編集長・指出一正さん。

高崎のシェアリビング「本町しもたや」を始め、島根県地域づくり講座「しまコトアカデミー」や奈良県天川村の地域プロジェクト「スナックミルキー」など、指出さん自身が関わっている様々な魅力ある事例と合わせ、国の施策にもなっているキーワード「関係人口」という新たな考え方を紹介してくれた。

「関係人口」とは、総務省によると「移住した定住人口でもなく観光に来た交流人口でもない、地域や地域の人々と多様に関わる者」という。

自身も、かつて東京で公務員をしていた20代の頃、都会暮らしに疲れ果て山形県高畠町や島根県隠岐の島町を訪ね、農作業の手伝いなど地域の人とふれあいを楽しんだことがある。交通費を掛けてボランティアをすることに疑問を持つ友人もいたが、今思えば「関係人口」の一人だったと気付く。その後、結婚と同時に群馬に漂着し、さらに紆余曲折の日々が現在まで続いている。

新聞というメディアも過疎地同様、多様に関わる人が増えてくれたら良いなと思っている。ローカルメディアの一員として、若者にも「関わりしろ(余地)」がいっぱいの情報発信を心掛けていきたい。

(谷 桂)