「やさい王国」に”新しい魅力”を(vol.5)

地域おこし協力隊リレーコラム 地域の魅力を発信!
県内で活躍する「地域おこし協力隊」が日々、取り組んでいる活動や地域の魅力、おすすめのスポットなどを紹介します。不定期連載。

※地域おこし協力隊って何?
2009年、国の事業として創設された「地域おこし協力隊」は、都市部で暮らす人が人口減少や高齢化が進む過疎地域などへ移住し、地方公共団体の委嘱を受け最大3年間の任務中に様々な地域活性化事業に従事。その地域での起業や定着に向けて、必要な知識を学ぶ。県内では、23市町村で98人(2020年2月1日現在)が活躍中だ。農業や林業、製造業などに携わるほか、SNSでの情報発信や特産品開発、イベント企画運営、住民生活支援など、活動は多岐にわたる。なお、県内の隊員の活動情報はポータルサイト(https://chiikiokoshi-gunma.jp/)で発信中!

昭和村で開催した「利根沼田合同地域おこし協力隊活動報告会」に集まってくれた仲間たち=今年2月

昭和村 地域おこし協力隊 伊藤 眞作さん

神奈川県藤沢市出身。大学卒業後、地元の飲食店勤務を経て、2018年4月から昭和村初の地域おこし協力隊として着任。観光分野を中心に、イベント企画や料理開発、動画編集、広報、野菜ソムリエ活動などを通して、昭和村をPRしている

 

開発したうどん「こんころまい」は、道の駅で提供中

大学卒業後、私は地元の湘南の小さな飲食店で働きながら、「いつかどこかの地域の名物メニューを作ってみたい」と思っていました。そこで昭和村地域おこし協力隊の仕事を見つけ、食材が豊富なこの村で料理を開発したいと思い応募しました。

実際、特産のこんにゃくなどを使った「こんころまい」といううどんの開発や、毎週野菜を一つ取り上げて特徴や使い方などをお知らせする「やさい王国のとれたてたより」を発行して野菜のレシピを紹介するなど、飲食店での経験を活かした活動に日々、取り組んでいます。

 

野菜ソムリエとして、昭和村の野菜をPRするために制作した「べじたば」

それだけでなく、村内の飲食店を回る「スタンプラリー」開催を始め、畑に作った「とうもろこし迷路」の中で行われる「とうもろこしRPG」というイベントの企画・運営や豊富な野菜を使って「べじたば」と名付けた”野菜の花束”の体験教室を開くなど、様々な形で「やさい王国」昭和村に親しんでもらえるような活動を展開しています。

昭和村は農業の村です。その農業の村で、神奈川からやってきた素人が畑を始めても村の熟練の人たちの力になるのは難しいと考えられます。そこで、自分は「農業以外」のあらゆる方法で村の農業を支え、魅力を創り出したいと考えて、このような様々な活動をするに至りました。自分の活動のすべてを面白いと思ってもらう必要はないと考えています。それでも、多くの人にどれかひとつでも「気になる!」と思ってもらい、それが昭和村のことを好きになるきっかけになってもらえるようにこれからも頑張りたいと思います!

 

 

昭和村のおすすめスポット

①とうもろこし迷路(今だけ楽しめる)

去年から始めた企画で、迷路内イベント「とうもろこしRPG」も同時開催中。迷路の中に出現するモンスターを倒して、キーワードを集めると賞品がもらえますよ。大人よりもはるかに背が高いとうもろこし畑なので、子どもから大人まで多くの方の挑戦をお待ちしています!迷路&イベントは今月31日まで。

 

 

 

②とうもろこし(こちらも今だけ)←昭和村といえばコレ!
昭和村のとうもろこしは大人気。シーズンになると、直売所には開店前から多くの人がその味を求め列を作ります! 「やさい王国」昭和村の野菜が、一番充実するのも夏なので、とうもろこしだけでなくトマトやナスなど、昭和村を存分に味わうなら今しかありませんよ。

 

 

 

③多彩なこんにゃく製品←手土産に!
なんと、日本一こんにゃく芋を作っているのが昭和村!ということで、いろんなこんにゃく製品があります。特に自分が気に入っているのは、「かみかみこんにゃく」。ビーフジャーキーのような味で、お酒のつまみにぴったりの不思議なこんにゃくです。バリエーション豊かで、選ぶ時から楽しめること間違いなし!

 

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