「環境にやさしい買い物」を実践しましょう!(Vol.110)

県などが展開している店頭啓発活動の様子=館林

皆さんは、「環境にやさしい買い物スタイル」という言葉をご存知でしょうか。例えば、買い物の際にマイバッグやマイバスケットを使用しレジ袋をもらわない、スーパーの店頭にある回収BOXを利用し、ペットボトルや食品トレーなどのリサイクルを心掛けるなど、環境への負荷をなるべく少なくすることを考えて買い物をするライフスタイルのことを言います。

「環境にやさしい買い物スタイル」を普及させるため、県内の事業者や消費者団体、各市町村、県により構成する「群馬県環境にやさしい買い物スタイル普及促進協議会」では、様々な取り組みを行っています。

具体的には、県内の食品スーパーやコンビニエンスストア、ドラッグストアなどで、環境にやさしい買い物スタイルに当てはまる取り組みを推進してくれるお店を「協力店」として登録し、県のホームページで紹介したり、食品スーパーの店頭でレジ袋削減を呼びかける啓発活動を定期的に展開しています。

最近では、海に大量に流入するプラスチックが世界的に問題になっており、各国で使い捨てプラスチックを規制する動きが出てきています。日本でも環境省がレジ袋の有料化を検討するなど、プラスチック資源循環戦略の策定に向けて取り組みを進めています。本県でも、こうした動きを踏まえつつ、環境にやさしい買い物スタイルのさらなる普及促進に努めてゆきます。

環境にやさしい買い物スタイルの普及のためには、皆さんの普段の生活での取り組みが欠かせません。皆さんには買い物の際に「環境にやさしい買い物」を実践していただくとともに、ご家族や職場、学校など周りの方にも呼びかけていただきますようお願いいたします。

 

群馬県環境森林部環境政策課環境活動推進係
主事 古屋 裕康 さん
【略歴】1993年前橋市生まれ。大学卒業後、2016年に群馬県庁入庁。入庁時から同所属に配属。

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