フリーアナウンサー 須藤 ゆみ さん

夢を叶えられるように、夢を育んでいきたい

4歳の子どもを育てながらフリーアナウンサーとして活躍中の子育てママ・須藤ゆみさん(37)。ラジオで子育て番組のパーソナリティーを務めるなど、お茶の間に明るくHOTな声を届ける一方、「夢育カルチャー教室」を立ち上げ、子育てママをサポートしている。産後、子育てに悩んだ時期を乗り越え、新たな目標に向かって歩く須藤さんに子育てと仕事の両立、そして夢について聞いた。

出産後は眠れない日々

Q結婚から出産までの心境は?

「群馬出身の夫と30歳のときに結婚しました。ずっと都内で生活していましたが『生活しやすい故郷の群馬にもどろう』とUターン。以来、実家のある高崎に住んでいます。結婚当初から子どもが欲しかったんですが『出産で人生が変わってしまうかも』とか『アナウンサーとの両立は無理』と思い込み、しばらくは出産に踏み切れませんでした」

Q出産はいつ?

「34歳のとき、女の子に恵まれました。仕事は好きだったのですが、疲れてしまっていて、『出産を機に仕事から卒業できる』とホッとしたのが本音です。ところが出産が怖くてマタニティーブルーになり、予定日には怖さがマックス。丸3日間、陣痛に苦しみ、体力を消耗してしまいました」

Q出産後は?

「出産後は毎日眠れず、『産後うつ』になってしまい、つらかったですね。寝ようと思うと、子どもが『ギャー』と泣く日々。いつも耳元で泣き声が聞こえるようで、心臓がドキドキバクバク。本当にピンチでした。育児も家事もプレッシャーに押しつぶされそうで、『誰か私をケアして』と叫びました。いろんなことをグルグルと考えて悪循環に陥っていました。消えていなくなりたいって思うこともありました」

Q誰か助けてくれましたか?

「家族も手伝ってくれましたが、育児を人に任せてしまっているという罪悪感があり、落ち着きませんでした。そんなとき、友人が『子どもは日に日にかわいくなって、毎日かわいいが更新されていくよ』とメールをくれたのは励みになりました。助産師さんからも励ましの電話をもらったり、多くの人に助けてもらいました。産後ママへのケアがもっとあればいいなと思います」

カルチャー教室を起業

Q仕事復帰のきっかけは?

「子育てをしていたら仕事は無理って、ずっと思っていました。アナウンサーとしてはもう終わってしまうのかなって。ところが、料理研究家・浅倉ユキさんの『手帳術』の本を見つけて、考え方が変わりました」

Qどんな内容でしたか?

「To Doの多い子育て中の忙しいママさんの家事や育児をどうやりやすくするのかを考案した内容なんです。解決したい問題を細分化して、付せんに書くことでずっと記憶しなくていい。やり方によっては時間を作り出せることが分かりました。自分はこの手帳で救われたので、多くの子育てママにこの方法を教えたいと思うようになりました」

Q復帰後はどんなことを?

「アナウンサーとしてラジオ番組を持ちながら、自宅などで『話し方教室』などのカルチャー教室を立ち上げました。そして昨年10月からは『手帳術講座・話し方教室・整理収納講座』の3つのライフアップ講座をまとめて『夢育カルチャー教室』として本格的にスタートさせました」

夢を育んでいきたい

Q子育てと仕事のバランスは?

「子育ても仕事も両方がそれぞれの息抜きになり、バランスが取れるようになってきました。保育園に子どもを迎えにいったときが一番いやされますね。大事な仕事の前日には、寝るときに子どもの手を握って、逆に安心をもらっています」

Q「夢育」とは?

「『夢を叶えられるように、夢を育んでいきたい』という意味で、それが私のモットーです。『子育てが一段落したら』ではなく、やりたいことがあったら『今やろうよ』とママさんたちに伝えています」

Q須藤さんの夢は?

「いまは自宅で教室を開いていますが、別の場所にナチュラルなデザインの自分の教室が持てたらいいなと妄想しています(笑)。おせっかいなので一生懸命に夢に向かう人をバックアップしたいんです」

Q働きたいママにアドバイスを!

「子育てだけにかかりきりになって自分が辛くなるのだったら、仕事と両立していた方が子どもにとってもいいのではないでしょうか。子どものためだけに生きるのではなく自分の人生を生きたいですね。ママたちの夢をひとつでも多く叶えてあげることが私の今の夢です」

聞き手・谷 桂

須藤 ゆみ(すどうゆみ)
1977年生まれ。フリーアナウンサーとして、エフエム群馬などでパーソナリティーや子育て番組を務める。最近は「夢育カルチャー教室」を立ち上げ、中でも手帳術講座に力を注ぐパワフルママ。高崎市在住。

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