公務員YouTuberが自分たちの町を勝手にPR(Vol.179)

玉村町の飯玉屋で収録した「焼きまんじゅう限界食い」の回

「玉村町ってどのくらいの人が知っているかな? 町なのか、村なのかも知らない人が多いだろう…」自分が生まれ育ち、働いている町が高崎・伊勢崎に行く通過点だけになって欲しくないと感じていました。そこで、職場仲間とともに町の知名度と町民の地元愛UPを目的とした「たまむらチャンネル」を今年7月より動画配信サイト「ユーチューブ」にて始めました。町のグルメやスポーツ、公務員の裏側を体当たりで発信しています。

「たまむらチャンネル」は玉村町役場の職員である私「新井」と相方「久保田」の二人で企画・交渉・撮影・編集のすべてを行っています。業務外の活動で、プライベートの時間を使い、撮影機材・ロケの費用はすべて自腹。毎週金曜日に投稿しており、直前は午前2~3時まで作業していることもあります。しかし、職場の理解と協力のおかげで有給などを利用しながら、20本以上の動画を毎週配信してきました。

取材やロケで強く感じたのは、玉村町は他市町村と比べて突き抜けた特色がない、ということです。私の好きな漫画(森川ジョージ「はじめの一歩」)の中で、「ふるいにかけられて落ちない石は、網の目より大きい石か、引っかかって落ちない尖った石だ」という名言があります。日本の特色のない市町村(丸く、小さい石)では、人口減に伴う収入減から財政破綻が予想されているところが多くあります。

玉村町を観光もインフラもすべてそろっている大きな石にするのは困難です。しかし、何かに特化した町(尖った石)になれる可能性はあると思います。

そのためにも役場職員として、また「ユーチューバー」として玉村町を「尖った石」にするために何ができるかを考え、これからも実践していきたいと思っています。

 

ユーチューブ「たまむらチャンネル」リーダー
新井章太郎

【略歴】1991年玉村町生まれ。一部上場企業に就職し、民間経験3年を経て2017年に玉村町役場に転職。上下水道課で下水道に関する業務を担当する傍ら、今夏から動画投稿サイトYouTubeで個人的に「たまむらチャンネル」を立ち上げ、週に1度配信中。趣味はMacBookをスターバックスで開きドヤ顔すること

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