前橋・るなぱあくに新アトラクション

3歳以下コース全国初

10円木馬など懐かしい遊具と安さが人気の前橋市中央児童遊園「るなぱあく」(同市大手町)に、新しい遊戯施設が仲間入り。障害物やアスレチックアイテム、からくりなどをクリアしながら上部のゴールを目指す立体迷路「とことこ迷城(めいじょう)」が、近く誕生する。未就園児が利用できるコースを設けた立体迷路は全国初で、園の魅力向上と新たな客層の拡大を目指す。担当者は、「新型コロナウイルスの影響で現在臨時休園中で、とことこ迷城のオープンも未定ですが、再開したら園の新しいランドマークに是非、一度と言わず何度でも遊びに来てください」と呼びかける。

迷路は横12㍍、縦10㍍、高さ13㍍の5階建て(4層構造)。同園の人気遊具「ひこうとう」に並ぶほど背の高い施設という。コースは3つ。3歳以下も楽しめるやさしい「星コース」、難易度の高いからくりや分かれ道などを自分の記憶を頼りに進む「月コース」、体を使う障害物が多く仕掛けられた「陽コース」で、それぞれ1回200円。専用の券売機でチケットを購入する(回数券不可)。各コースの所要時間は約20分。年齢制限はないが、星コースのみ、3歳以下の子に付き添う大人は無料となる。

「月」と「陽」コース内にはスタンプラリーも用意。また内部のからくりなどは今後、内容を定期的に変えることも検討しているという。

園の限られた空間を有効利用するとともに、子どもから大人まで幅広く楽しんでもらえる施設をつくり、将来の深刻な少子化に備えようと導入した。

なお、現在、同園の指定管理者はオリエンタル群馬(前橋)だが、4月からは同社を代表企業とする市内4社で構成された共同企業体「Made in MAEBASHI コンソーシアム」がなる。

同園は、1954(昭和29)年11月に開園、昨年65周年を迎えた。親子3世代、4世代にわたり親しまれている老舗遊園地だ。3歳以下の未就園児でも楽しめる遊具が多く、また、豆汽車やメリーゴーランドなど大型の乗りものが1回一律50円という安さで楽しめることから、市内外問わずファンが多い。

※入園無料。通常火曜(春休み期間は開園)と雨天は休みだが現在、3月31日まで臨時休園中。とことこ迷城の営業開始日は未定。同園(027・231・6774)。

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