吾妻中央高校 動物科学研究部

 部活に取り組む県内の中学高校生が、笑いあり、涙あり、明るく、元気に、真面目に、がむしゃらに……仲間とともに過ごす青春の1ページを全力MAXで紹介します!

 

学校付属の美野原農場で活動する動物科学研究部部員

大切なのは動物との信頼関係を築くこと

 

部長 遠藤里奈
生物生産課3年

私たち吾妻中央高校(中之条町)の動物科学研究部は、学校から5キロほど離れた「美野原農場」という学校付属の農場で動物を飼育しています。動物は、牛、馬、鶏、羊、ウサギ、犬など全部で59頭羽いるため、土日も活動しています。大変なこともありますが、動物が好きなメンバーがそろっているので、毎日とても有意義な活動をしています。

牛の体を洗うのは日課

活動内容は、動物の世話だけでなく、共進会という乳牛の品評会に向けてウシの体を洗うことや歩かせる練習などをしています。動物と接する中で、怪我や病気の予防やエサの与え方など気を配ることはたくさんありますが、最も重要なことは動物との信頼関係を築くことです。信頼関係ができることで、ウシが人間の考えを理解し大人しくなってくれ、私たちは牛をゆっくり歩かせたりすることができます。人間関係と同じように、人と動物との関係の中には、言葉を超えたコミュニケーションがあると感じています。

「令和元年度吾妻郡牛共進会」の様子

乳牛の共進会へは年間5~6回参加しています。私たちの住む吾妻郡の大会や群馬県での大会に出品し、上位入賞して関東大会や全国規模の大会への参加も果たしています。これは、日々の活動の成果が実を結んだのだと実感しています。今年度は5年に1度の「全日本ホルスタイン共進会」が開催される年度でしたが、残念なことに新型コロナウイルス感染症の拡大予防などから中止となってしまいました。

このほかにも今年度は、6月までの学校の臨時休業や部活の制限により思うように活動ができない状態が続いていますが、部員全員が一致団結して、この逆境を乗り越えていきたいと思います。

【おもな受賞歴】
〇「平成30年度関東地区ホルスタイン共進会」 未経産の部 最高位賞(出産していない牛全体の1番)
〇「第69回度関東地区農業クラブ連盟大会 平成30年度山梨大会」 プロジェクト発表 分野「Ⅰ類」 優秀賞
〇「令和元年度群馬県学校農業クラブ連盟各種発表大会」 プロジェクト発表 分野「Ⅲ類」 優秀賞
※農業クラブは、全国の農業関係高校が加盟している団体。農業に関わる発表会や競技会があり、動物科学研究部は日々の研究の成果をまとめ、年に1度発表をしている。

 

学生リードマンコンテスト1位

日々の飼育管理や調教の成果が形に

「2019セントラルジャパンホルスタインショウ」の学生リードマンコンテストで1位になった相京さん(中央)と、同コンテストで2位に輝いたホルスタイン「ヒメル号」

相京 大輝 生物生産科3年

昨年、全国規模の乳牛の品評会「セントラルジャパンホルスタインショウ」で私たちの牛「ヒメル号」が、月齢18カ月以上21カ月未満の部の全18頭中1位に、子牛を生んでいない牛86頭中2位に輝きました。牛自体の体の大きさや将来の搾乳牛としての資質などに欠点がないところが評価されました。

共進会では、牛を扱う人間の技術も求められます。同じ牛でも審査中に落ち着きがないと評価が下がってしまいます。私は、同コンテストの中でも、牛を扱う高校生のリードマンの技量を競う部門で1位を獲得できました。日々の飼育管理や調教の成果が形となり、とても嬉しかったです。

今年度はコロナや家畜の感染症などで、ほとんどの共進会が中止となり悔しい思いをしています。しかし、今後開かれることを期待して、牛が住みやすい環境づくりを目指し、毎日しっかりと管理していきたいと思います。

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