夏休みは手作り体験会へ行こう!!  ワークショップ特集

子どもたちが待ちに待った夏休みがやってきます。美術や図工の課題に頭を悩ませる家庭も多いと聞きます。今号では、県内の美術館や博物館、体験型教育施設などで開かれる手作りワークショップ(WS)を紹介します。大人も参加できる体験会もあるのでこの機会に親子で創作の世界を楽しんでみては?

 

アート

「砂」「絵本」テーマに造形
●富岡市立美術博物館

企画展「アリスの時間旅行~砂と絵本、山本容子の原画の世界へ~」(13日~8月25日)に合わせ手作り体験会を開く。会期中は毎日、透明な手提げバッグをカラフルな砂や貝殻で装飾する500円WSのほか、7月28日(500円WSは休み)には、色のついた砂を入れオリジナルサンドボトルを作ったり、チェシャ猫やトランプ兵など「アリス」「砂」「絵本」をキーワードにした工作や造形を楽しむ。いずれも参加無料、申込不要。なお、7月13・14日午前11時、午後2時は同企画展の関連事業としてサンドパフォーマンスデュオが写真と砂絵をコラボさせたパフォーマンスを披露(要観覧料)。同館(0274-62-6200)。

【そのほかのアートWS】

●桐生・大川美術館(0277-46-3300)=開館30周年記念企画展「ベストコレクション」の関連イベントとして、8月10、11日午後1~同4時まで、「模写の会」を行う。講師の渡邊保さんの指導の下、展示作品を見て絵を描く。参加無料だが入館料(一般1000円、大高生600円、中小生300円)が必要。要予約。

●県立館林美術館(0276-72-8188)=18、25、8月8、15日は多色刷り木版画の創作体験(各日午後1時半~同4時、100円、申込不要)=写真。7月20日は企画展「みつめる」の出品作家・水村綾子さんが講師となり、写真や雑誌の切り抜きを自由に組み合わせたコラージュで抽象画風インテリアをつくる(午後1時半~同4時、要申込、先着20人、500円。小3以下は保護者同伴)。8月18日はミラー工作紙などを使い見慣れた風景を輝く世界として見つめなおせるような自分だけの万華鏡をつくる(午後1~3時、先着100人、無料、申込不要)。

●渋川市美術館・桑原巨守彫刻美術館(0279-25-3215)=8月4、11日に、かぶって遊べる仮面を段ボール箱で作る「ハコ仮面で、変身!! へ~んしん!!」を開催。作品は8月18~9月8日に同館で展示。5歳~中学3年生まで。9時半と午後2時の2回(各回3時間)。7月21日~8月1日に電話で申し込む。

 

自然科学

藍の生葉を採取して 絹布を染めよう!
●高崎市染料植物園

同園(027-328-6808)では、年間を通じて染色体験を実施。7月(14、15、17、21日)の染料は「ヤブマオ」を使用。8月(4、7、11、12、18、21、25日)は、園内の藍の畑で葉を採取し絹布などを染める。午前10時と午後1時半からの2回。参加費はポケットチーフ600円、プチスカーフ1200円、ストール 2000円。

【そのほかの自然科学WS】

●桐生・県立ぐんま昆虫の森(0277-74-6441)=7月31、8月2~4、7、9日、小学生限定夏休み工作お助け企画「ウッドクラフトで昆虫などをつくろう」(午後2時15分~3時15分、費用200円、当日申込)。8月3、4日は年齢制限なしで同様のWSを開催。各日先着20組。
●神流町恐竜センター(0274-58-2829)=アンモナイトや恐竜の歯など9種類から選び石こうでレプリカを作る体験(7月は13~15、20~31日、8月は要問い合わせ、各先着16人、予約不要、500円、要入館料)。

 

歴史考古

土器、焼き上げ後は展示も
●渋川・県埋蔵文化財調査センター発掘情報館

同館(0279-52-2513)では、21日から8月15日まで毎日(8月12日は休館)、夏休み親子宿題教室を開催。縄文土器・土鈴・ハニワ作りでは粘土1㌔(250円)を使って形を作り、乾燥してから後日焼き上げる。完成までに1カ月程度かかる。「みんなの縄文土器コンクール」も実施。出来上がった作品は8月25~30日まで同館に展示(期間中持ち帰り不可)。優れた作品を表彰する。対象は小中学生。このほか「再生琥珀の勾玉づくり」(1400円)など材料セットを購入すると各種勾玉作品が作れる。

【そのほかの歴史考古WS】

●高崎・県立歴史博物館(027-346-5522)=群馬の貴重な埴輪が大集合する企画展(13~9月1日)に合わせ7月20日午前10時から「おどるはにわ作り」を開催。左手をあげたポーズの埴輪について同館学芸員が解説。そのあとで「ミニおどるはにわ」をテラコッタ粘土で制作する。小5以上対象(小学生は保護者同伴)。要観覧料。
●高崎・多胡碑記念館(027-387-4928)=20日から、多胡碑に書かれた全80文字が1文字ずつ刻まれた石版をひとり1文字ずつ拓本にとり、碑文の並び通りにボードに貼る「プロジェクト80」を行う。完成した作品は期間中に館内に展示。申込不要、参加無料。一方、新元号「令和」にちなみ、上野国東歌の歌碑を拓本にとる「万葉歌碑の拓本体験」を7月28日、8月11、25日午前10時~正午に行う。拓本は持ち帰れる。小学生以上(小学生は保護者同伴)。要予約、無料。

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