星降る夜を倉渕で☆彡(Vol.176)

館内に設置されている三鷹光器製30cmカセグレン式反射望遠鏡

高崎市の西部にある、自然豊かな倉渕町に2019年3月16日、「くらぶちこども天文台」はオープンしました。

当館には、設置されている三鷹光器製30 cmカセグレン式反射望遠鏡と移動可能な望遠鏡が5台、計6台があります。週末は「天文ガイドボランティア」や「地元ボランティア」の協力のもと、移動望遠鏡と星空案内による、天体観望会を開催しています。天気が悪い時でも、施設の説明やスクリーン投影で、その時期の星空を見ながらの星空解説を行っています。

これから山間部は大変寒くなりますが、空気が澄み、星を見るには打って付けの季節。秋から冬の星座に切り替わるこの時期、西側にはペルセウスやアンドロメダ、東側からはオリオン座やおうし座などが昇っています。有名どころですと、オリオン大星雲やプレアデス星団(すばる)、プラネタリウムでもお馴染みの冬の大三角、冬のダイヤモンドなんかもお楽しみいただけます。

冬の星座の代表格であるオリオン座と冬の大三角。倉渕の夜空は暗いので、冬場の薄い天の川も肉眼で確認できる

当館は、休館日以外は無料・予約不要でご覧いただけます。なお、入館時の手指消毒、健康状態申告書記入のお願い、咳エチケットの呼びかけやマスク着用の徹底、館内の入場制限などのコロナ対策をしております。

また、周辺には温泉・宿泊施設があり、倉渕ならではの食べ物もあります。天文台のある倉渕水沼公園には、天然芝のサッカー場と1周約5kmのトレイルランコースがあり、昼も夜も倉渕を楽しむことができます。

「そうだ、倉渕へ行こう!」 〝くらぶち〟の星空と大自然があなたを待っています!

 

 

[くらぶちこども天文台]
□開館時間/午後3~同9時半
□休館/祝日を除く月火と12月31日、1月1日
http://www.aimagawa.co.jp/star/

 

相間川温泉株式会社天文課
主任 鈴木 善幸

【略歴】1994年生まれ。埼玉県加須市出身。星空を見上げ20年程。気が付いたら星空が好きになっており、高校時代は星景写真で2度入賞。大学では天文部で写真撮影と出前観望会MC。2019年4月、相間川温泉株式会社に入社、くらぶちこども天文台の職員として、館運営に携わる

掲載内容のコピーはできません。