癒やしの動物スポットへ

愛らしい赤ちゃん&ニューフェイス続々
桐生が岡動物園/群馬サファリパーク/伊香保グリーン牧場/草津熱帯圏

新型コロナウイルス感染拡大に対する県の警戒レベルの引き下げを受け、県内の動物のいる各施設も通常の営業に戻り始めました。今週は、春の出産ラッシュで誕生したたくさんの赤ちゃんがすくすくと育ち、愛らしい姿で元気に飛び回っているパーク、新しい仲間を迎え入れた園、新スポットが誕生した牧場などなど、動物にまつわる各施設の新しい話題を紹介します。                                (上原道子)

キリンのお嫁さんがキタ~!~桐生が岡動物園

桐生が岡動物園では5月15日、メスのアミメキリン「ルリカ」が新しく仲間入りした。同園が茨城県日立市かみね動物園に貸し出したメスのキリン「キリナ」の第二子で、まもなく2歳になる。契約上、第二子は桐生市に帰属することから、桐生が岡動物園で飼育するオスのキリン「コタロウ」のもとに嫁入りする形での入園となった。同園の齋藤隆浩園長は「室内で様子を観察しながら徐々に環境に慣らし、コタロウとの見合いをさせたい」と期待する。なお、引っ越し当日のルリカの様子やコタロウと屋外展示場で触れ合うシーンなどが同市の公式動画チャンネル(URL:https://www.youtube.com/user/kiryu
channel)で見ることができる。

現在、同園は臨時休園中だが、今月15日から、平日(午前10時~午後4時半)のみ開園する予定(一部は引き続き利用休止)。2月23日に生まれ順調に成長しているミーアキャット4頭も様子を見ながら展示を始めていくという。入園無料。同園(0277-22-4442)。

 

 

ヤギ専用アスレチック新登場 ~伊香保グリーン牧場

榛名山麓の大自然の中にある、渋川の伊香保グリーン牧場は、先月30日から通常営業を再開。ヤギとヒツジの飼育エリア「どうぶつふれあいパーク」内の、エサやりができる「もぐもぐ広場」には、ヤギ専用のアスレチックがお目見え。ヤギは高いところを好む習性があるため、廃タイヤを積み上げ自由に登れるようにした。頂上の取り合いになることもあるという。休業中に誕生したかわいらしい子ヤギや子ヒツジとのふれあいも楽しめる。入場料一般1300円、3歳~小学生650円。同牧場(0279-24-5335)。

 

 

各ゾーンで母子むつまじく ~群馬サファリパーク

富岡の群馬サファリパークでは、春の出産ラッシュで誕生した動物の赤ちゃんが母親と仲むつまじく過ごす様子を各エリアで観覧できる。

アフリカゾーンでは牛の仲間のエランドやアフリカ水牛、アメリカゾーンではアメリカバイソン、日本ゾーンではニホンジカやニホンザル、トラ・ライオンゾーンではライオン、ウォーキングサファリゾーンではカピバラなど、それぞれ赤ちゃんの愛らしい姿が楽しめる。

5月30日から通常の営業時間(午前9時半~午後5時)に戻っており、エサやりバスや飼育体験バスの運行も行っている。駐車場・施設使用料500円、入園料(動物のいるパークへの入場)一般2700円、3歳~中学生1400円。なお、サファリバスは運休。同園(0274-64-2111)。

カピバラ子だくさん ~草津熱帯圏

猿や鳥から爬虫類まで多様な動物が楽しめる草津熱帯圏では、4月に続々と赤ちゃんが誕生。

マングースの仲間のミーアキャットは4月8日に生まれた。初めは手のひらにおさまるほどの小ささだったが、ミルクによる人工保育で元気に育ち、現在体重は約2㎏。一人遊びを活発に行い、穴を掘ったり石を転がしたりと無邪気に楽しむ様子が見学できるという。

翌9日に生まれたネズミの仲間のマーラは、生後間もなく自力で活発に動き回り、すくすくと成長。12日には、同じくネズミの仲間のカピバラが4頭生まれた。昨年10月にも5つ子を出産した母カピバラの「まりん」は、赤ちゃんへの授乳と、上の子たちの育児に大忙しだ。

飼育員の熊本耕治さんは、「赤ちゃんの期間はとても短い。母親とのじゃれ合いや、兄弟とのやり取りなど今しか見られない可愛い様子を見に来てほしい」と話す。入園料一般1100円、高校生800円、中学生以下700円。同園(0279-88-3271)。

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