第22回朝日フォトコン2019 /第5回朝日中学生高校生フォトコン 高崎で

合同表彰式 入賞者70人と1校を表彰 全入賞入選作品262点展示も

 

「朝日フォトコン2019」と「第5回朝日中学生高校生フォトコン」の受賞者と審査員

第22回朝日フォトコンと第5回朝日中学生高校生フォトコンの合同表彰式が16日、高崎シティギャラリーコアホールで開かれた。朝日フォトコンは、応募総数2649点から選ばれた大賞・朝日新聞社賞をはじめとする入賞28作品と年間最多入選賞が、中高生フォトコンは高校28校(県外1校)786点、中学校3校63点の計849点から選ばれた入賞42作品と学校賞1校が表彰された。

朝日フォトコンは県内の写真文化向上を目指し1998年にスタート。中高生対象は2015年に始まった。

朝日新聞の熊谷潤前橋総局長
ネッツトヨタ高崎の神尾専務取締役

式典では、審査員らがあいさつ。朝日新聞社の熊谷潤前橋総局長は「どの作品も選ぶのに困るくらい上手で良い作品ばかりでした」。続いて、ネッツトヨタ高崎の神尾岳志専務取締役は「偶然を狙えた作品や、『うまいな』『楽しいな』『鋭いな』という気持ちが瞬間で生まれる作品は目をひきます」と審査を振り返った。

また、朝日新聞社の大野明映像報道部長は「両大賞は奇しくも、想像力を掻き立て、ストーリーが沸き立つような作品。他の入選作も、じっくり鑑賞し今後の写真活動の糧にして」と呼びかけた。また、県高文連写真専門部の藤生卓也会長は「コンテストの作品は単なる写真ではなくアート、芸術。皆さんはカメラマンではなくアーティスト、芸術家としてますます活躍されることを期待します」と祝辞を述べた。

表彰式では、大賞・朝日新聞社賞の神保忠雄さん(62)、糸井舜樹さん(前橋工高1年=16)ら各種受賞者らと学校賞に賞状を授与。最後に、全入賞作品をスライドで紹介し、全員で記念撮影を行った。

高崎シティギャラリー展示室で行われた入選・入賞作品展

また、同ギャラリーの展示室では両フォトコンの入賞・入選作品全262点のほか、写真家・福田健太郎さんの作品が展示され、多くの人でにぎわった。中高生フォトコンの展示会場を姉妹で訪れた小島雅子さん(高崎)と髙橋淳子さん(富岡)は「大人とは違う視点や感覚の作品が多い。タイトルの付け方もウィットに富んでいて面白い」と感心しながら作品に見入っていた。

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