若手花火師がガチンコ勝負

高崎・倉渕で2月1日

40歳以下限定の競技会は全国初

高崎HANABIコンクールに出場する20人の花火師

全国の若手花火師が、技術や表現力を競う「高崎HANABIコンクール」が2月1日、高崎の「道の駅くらぶち小栗の里」で初開催される。参加資格を「40歳以下」と限定した花火の競技大会は全国初。倉渕地域で冬のにぎわいを創出し、観光で訪れる人を増やそうと、高崎市倉渕支所などでつくる実行委員会が企画。若手花火師の登竜門的イベントとしての定着も目指す。

菊屋小幡花火店による花火(昨年8月)。今回基準玉の打ち上げを担当

今大会には秋田から佐賀まで、25~39歳の花火師20人が参加する。制限時間は1分。ルールにのっとり2・5~5号玉を自由に組みあわせ、最後の7号玉をいかに美しく見せることができるかを競い合う。群馬からの出場はないが、地元・高崎の老舗で2018年の大曲の花火(秋田)で最優秀賞受賞の「菊屋小幡花火店」がオープニングやエンディング、競技開始前のコンクール基準玉などの花火を打ち上げ、大会を盛り上げる。審査員は、大曲の花火審査委員長も務める東京大学環境安全研究センター・新井充教授や日本煙火協会の磯谷尚孝会長、日本煙火芸術協会の青木昭夫会長らが務める。

会場ではおでんや焼きまんじゅうなどの販売のほか、倉渕商工会青年部が昨年12月のグルメグランプリで優勝した新料理「玉玉ネギ」を提供。同実行委の追川徳信委員長は、「澄み切った夜空のもと、倉渕の名物と共に初めての冬花火を楽しんで」と呼びかける。同支所(027・378・3111)。

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