見た瞬間「素晴らしさ」が伝わるポスターに(Vol.22)

デザイナーときり絵画家とのコラボによるポスター
デザイナーときり絵画家とのコラボによるポスター

田島弥平旧宅は、2014年6月の世界遺産登録を契機に観光客が急増しました。市では、この田島弥平旧宅をできるだけ多くの人に知っていただき、お越しいただけるよう登録前の2012年度から周知啓発用のポスターを製作してきました。
昨年の春、田島弥平旧宅の近くで観光客におもてなしを行っている島村蚕のふるさと会の方から「世界遺産田島弥平旧宅をより強く印象づけられるようなポスターやロゴマークがあれば、効果的にPRできますよね」という要望がありました。
その要望を実現するため、様々なメディアで全国的に活躍するマニアッカーズデザイン(高崎)代表のデザイナー佐藤正幸さんに相談したところ快諾を得ました。その後、何度も打合せを行う中で、新しいポスターは見た瞬間に素晴らしさが伝わり、かつ想像が膨らむよう、きり絵を使った作品に仕上げることになりました。
きり絵は、養蚕農家のきり絵作品など数多くの実績がある群馬きりえの会代表の綿貫一男さんに依頼し、製作を進めてきました。
そして先月、デザイナーときり絵画家との連携により、細部までデザインされたロゴマークと美しいきり絵が一体となったポスターが完成しました。この記事が掲載される2月頃には、県内はもとより県外でもこのポスターをご覧いただけるよう手続きを進めています。
今後は、このポスターを一人でも多くの皆さんに御覧いただき、田島弥平旧宅に興味や関心を持っていただくこと、そして、田島弥平旧宅へ足を運んでいただき世界遺産としての価値を知っていただくことを期待しています。

 

伊勢崎市企画部企画調整課
街づくり推進係長
橋本 隆 さん
【略歴】東京都生まれ。前橋工科大学大学院修了。03年に民間企業から伊勢崎市職員に転職。市都市計画課、県都市計画課を経て14年4月から現職。博士(工学)、技術士(建設)

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