赤城山のスローな魅力を体感して♪(Vol.181)

これからの季節は、全面結氷した大沼湖畔を歩くのもオススメ=赤城山頂

前橋の赤城地域は、2017年に「チッタスロー(スローシティ)国際連盟」に加盟しました。これは、近年失われつつある地域固有の生活様式、歴史文化、産業、食や農産物、自然環境などを大切にし、その土地の個性・多様性を重視した新たな地域づくりを行い、地域ブランドの向上を図るものです。

私が今働いている赤城自然塾は、赤城エリアの環境保全、環境教育活動と共に観光地域づくりをミッションとした組織です。赤城山は富士山についで裾野が長く広大で、南麓エリアは日当たりが良く農作物がたくさん育ち、中には皇室に献上する粟を育てる農家、養蚕農家、地域野菜の宮内菜、時沢大根を育てる農家などもいらっしゃいます。

最近では、自社農園栽培の大豆を使った納豆屋、朝採り卵のプリンを販売する養鶏場、自家製ミルクのチーズ工房、自家牧場の豚肉レストラン、自家有機農園のスイーツ・カフェなどの人気店も増えてきました。天気の良い日は、赤城のグルメや絶景を楽しみながらのサイクリングがオススメです。

また、赤城山頂エリアは市街地よりも気温が10度近く涼しい標高約1400メートルの場所にあり、自然豊かな観光地として人気です。大沼湖畔や小沼、覚満淵、白樺牧場に佇み、刻一刻と移り変わる朝焼け、夕焼け、青空、山々の景色、雲の流れ、稀に見られる雲海などを眺めていると時が経つのも忘れるくらい心が癒されます。これからの季節は、全面結氷した大沼湖畔を歩くのもオススメです。

赤城山地域本来の魅力は、今般のコロナ禍において、さらに価値が高まっています。地域に暮らす温かい人々と共に、この豊かな自然や歴史文化を守りながら、誇りを持って暮らせる地域づくりを進めていきたいと考えています。皆さまもぜひ一度、赤城山のスローな魅力を体験しに訪れてみて下さい。

 

特定非営利活動法人赤城自然塾 観光庁登録観光地域づくり法人(DMO)
赤城山ツーリズムコーディネーター兼サイクルツーリズムプロデューサー
松島 伸安さん

【略歴】1968年太田生まれ。前橋工業高校卒。自転車競技でインターハイ優勝など活躍した後、競輪選手(61期)としてS級在籍20年。引退後に前橋市役所職員として赤城山ヒルクライム、まえばしクリテリウム、まえばしサイクルオアシスなど担当。今年度より現職

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