身近で必要とされる文化会館に(Vol.85)

青空に映える白い屋根=桐生市市民文化会館
青空に映える白い屋根=桐生市市民文化会館

白い繭型の屋根が特徴の桐生市市民文化会館。古くからの建物が残る桐生市の中ではいかにも近代的で異質なものに感じられるのではないでしょうか? お客様からは「UFOみたい」「お饅頭がのってるみたい」といった感想をいただくこともしばしばあります。桐生市にお住まいの方は各種行事などで一度は訪れたことがあるのではと思います。

そんな桐生市市民文化会館も今年度(平成29年度)で開館20周年となり、人間で言えばちょうど成人の年を迎えました。3月に入り、開館20周年を記念した映画上映会を開催しています。私は今回この企画の担当となり、観て良かったと皆さんに実感していただけるような作品選びを心掛けました。

10日にはドキュメンタリー映画「人生フルーツ」を、17日にはミュージカル映画「ラ・ラ・ランド」を上映し、それぞれ多くのお客様にお越しいただき楽しんでいただきました。今回の上映会で、映画館の無くなってしまった桐生市の皆さんが高い期待と関心を寄せてくださっていることを実感。さらに企画を充実させていこうと身の引き締まる思いです。

今月31日には昨年の話題作「関ケ原」を上映いたします。その頃には文化会館の桜並木も満開になりそうです。桐生市市民文化会館は桜の名所としても知られており、たくさんのお客様で賑わいます。会館ホームページで桜の様子をお伝えしているので是非お越しください。

この季節ならではの桜と白く丸い屋根のコラボレーションを写真に収めて、SNS映えを狙ってみてはいかがでしょうか?

 

公益財団法人桐生市スポーツ文化事業団
文化事業部文化事業課文化振興係
新井 悠士 さん
【略歴】87年桐生市生まれ。製造業などを経て、2017年に公益財団法人桐生市スポーツ文化事業団に入職。企画・広報担当として文化振興事業に従事。

掲載内容のコピーはできません。