高崎映画祭 全作品 上映中止

「授賞式」無観客で実施 22日ネット中継

鈴木監督(提供 高崎映画祭)
夏帆さん(提供 高崎映画祭)
渋川清彦さん(©野村佐紀子『BARFOUT!』)

20日から開幕予定だった「第34回高崎映画祭」(同祭事務局主催)は、新型コロナウイルス感染症拡大を受け全作品上映が中止となった。一方、22日午後5時からの授賞式は、観客を入れずにインターネット中継される。

同祭は今年で34回目を迎えるが、上映中止となるのは今回が初めて。授賞式は、当初予定していた高崎の群馬音楽センターから市内のホテルメトロポリタン高崎に変更。無観客の中、俳優ら受賞者やスタッフら約100人で行い、動画投稿サイト・YouTubeの高崎映画祭チャンネルから生配信(午後5時~6時20分)されるという。公開するアドレスは同日、高崎映画祭公式ホームページで案内される。

今回、最優秀作品賞に輝いたのは京都の路面電車をめぐる3組の男女の恋模様を描いた鈴木卓爾監督の「嵐電(らんでん)」。このほか、「最初の晩餐」(最優秀監督賞など4賞)や「半世界」(最優秀主演男優賞など3賞)など9作品が受賞。授賞式当日は、鈴木監督のほか、「ブルーアワーにぶっ飛ばす」で最優秀主演女優賞に輝いた夏帆さん、「最初の晩餐」で最優秀助演女優賞を受賞した斉藤由貴さん、「半世界」で最優秀助演男優賞を受賞した渋川出身の渋川清彦さんなど、受賞者16人中14人が出席予定。なお、授賞式チケットの払い戻しは「チケットぴあ」で受け付ける。期間は13日午前10時~4月30日。同祭事務局(027・388・9649)。

掲載内容のコピーはできません。