100馬力でぐんまを元気に! 地域おこし協力隊 交流会に大集結! 情報&意見交換で心一つに

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1月末の交流研修会に集まった地域おこし協力隊ら=みどり市

100馬力で「ぐんま」を元気に! 都市部から群馬に移住し、地域再生や活性化事業に取り組む「地域おこし協力隊」が、近く100人に達する勢いだ。先月30、31日には、みどり市で交流研修会(県主催)が開かれ、県内と栃木県で活動する隊員やOBOGの約50人が大集結。講演や座談会などを通して情報&意見交換を行い、心ひとつに更なる飛躍を誓い合った。

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県内と栃木県で活動する協力隊員やOBOGの約50人が大集結

 

交流会で悩みや課題を共有

交流研修会は、県内の協力隊同士の連携強化や地域活性化を目的に、県が毎年実施。今年は1月30、31日、1泊2日の日程でみどり市のサンレイク草木や富弘美術館、草木ダムなどで行われた。
初日は、みどり市で活躍する地域おこし協力隊4人が「観光」「農業」「林業」「木工」の4分野での活動内容を発表。林業に従事する秋山誠一郎さん(44)は、「日々、地元の森林組合や林業家のもとで植林や伐採などの経験を積ませて頂いています。習得しなければいけない技術は多く、また自然相手で大変ですが地域の林業振興に貢献できるよう精一杯頑張りたい」と力強く語った。
その後、木製コースターデザイン体験や協力隊OBによる講演会が開かれた。初日最後の座談会では、各隊員が4~5人程度のグループに分かれ各自の取り組みや課題について情報共有を図った。川場村で酪農に携わる協力隊の篠原愛実さん(26)は、「365日お仕事のある酪農家の方々に、休みを取ってもらうため酪農ヘルパーとして活動しています。生き物を預かるため責任重大でプレッシャーも大きいのですが、隊員の皆さんから貴重なアドバイスが頂けて気持ちが前向きになりました」と笑顔を見せた。
2日目も富弘美術館や草木ダム見学、すいとん作り体験など盛りだくさん。全日程を終えた玉村町の協力隊の戸井田裕希さん(29)は、「玉村では協力隊は私1人しかいません。ネガティブになることも多いのですが、ほかの隊員さんとの交流で悩みや課題が共有でき充実した話し合いができました。これから活動する上で、色んな気づきやヒントが得られたのも良かったです」と2日間を振り返った。

23市町村で99人が活躍中

2009年、国の事業として創設された「地域おこし協力隊」は、人口減少や高齢化が進む過疎地域などで生活しながら様々な活性化事業に従事する。県内では、前橋市やみどり市、長野原町、上野村など23市町村(8市8町7村)で99人(2019年11月1日現在)が活動中だ。
農業や林業、製造業などに携わるほか、SNSでの情報発信や特産品開発、イベント企画運営、住民生活支援など、活動内容は多岐に渡る。20代から30代が多く、3年の任期満了後に県内に定住する割合は年々増加。2018年度は、初めて6割(61.5%)を超えた。

地域おこし協力隊への関心の高まりを受け、県は2018年3月にポータルサイト「ツナグンマ」(https://chiikiokoshi-gunma.jp/)を開設。県内協力隊の活動や市町村の募集内容などを紹介するほか、定期的に開催する交流会や研修会の情報発信などを行っている。県地域政策課の勝見洋介補佐は、「協力隊は3年間という限られた期間で地域の課題を我がことと捉え、スキルを高め

群馬の郷土料理「すいとん」作りに挑戦

ながら定着にチャレンジする制度です。地方で生まれ育った若者の多くは都会に出て行きますが、今は社会システムの変わり目で地方の課題こそチャンスに変えられる可能性があります。志を持って群馬に来てくれた協力隊員には、地域の人や仲間としっかりつながって、チャンスをつかんで欲しいですね」と期待を寄せる。  (中島 美江子)