現代の風刺画 楽しんで!  日本画家・井田昌明さん

郷里・前橋で個展 明日21日から

前橋にアトリエを構える日本画家・井田昌明さん(1969年生まれ)の個展「空想と皮肉」が明日21日から、同市の画廊・翠巒で開催される。29日まで。

東京芸大で日本画、同大学院で修復を学んだ井田さんは、院展を中心に制作活動を展開。日本画の伝統的な技法を駆使しながらも、新しい発想や試みを織り込んだ独自の表現を開拓し続けている。

「空想と皮肉」と題した郷里での個展では、大作から小品まで独創的な約15点の新作を発表=写真。墨彩で表現されたモノクローム作品には、社会情勢や自身の混沌とした気持ちなどが込められているという。

同画廊の梅津宏規社長は「井田さんは日本画の成り立ちや技法を一つ一つ検証した上で、新たな表現に挑んでいます。圧倒的な画力を駆使して描かれた現代風刺画を楽しんで欲しい」と話す。入場無料。同画廊(027・223・6311)。

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