空に挑んできた「勇者たち」を紹介

恐竜時代の空の支配者 翼竜プテラノドンなど

県自然史博物館で企画展 12月まで延長 事前予約

翼竜を見学する親子連れ

富岡の県立自然史博物館では、翼竜を中心に古生代の昆虫や爬虫類などを紹介する企画展「空にいどんだ勇者たち」を開催中だ。新型コロナ感染予防対策として、事前予約制の上、時間指定や人数制限を行って開催している。

今展では、恐竜時代の空の支配者、翼竜プテラノドンを始め、古生代の昆虫オオトンボの仲間メガネウラや約2億5500年前の爬虫類コエルロサウラヴス、人を含む哺乳類などこれまで空を飛ぶことに挑んできた生物の全身骨格、実物化石、復元図、パネル、動画など約150点を展示している。高崎から、子どもと訪れた女性は、「事前申込をして来ましたが、子どもが恐竜を見て喜んでいて良かった」と笑顔を見せた。

プテラノドンの前足実物化石の展示

同館の髙桒祐司学芸員は、「準備中に感染が拡大し、一時は開催が危ぶまれましたが再開できてほっとしています。空に挑んだ勇者が生命進化していく面白さを楽しんでください」と話す。

当初から会期延長し12月6日まで開催。一般610円、大高生300円、中学生以下無料。同館(0274・60・1200)。

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