離れた役者と観客がラジオで繋がる

3劇団が新たな表現に挑戦 30日、前橋の広瀬川で

県内外で精力的に活動を展開する「劇団ブナの木」「劇団CLAP×CLAP」「演劇プロデュースとろんぷ・るいゆ」の3劇団は今月30日、前橋の広瀬川・朔太郎橋付近=写真=で「目で聞き、耳で見る演劇『広瀬川空中演劇』に挑む。

コロナ禍により、演劇公演は岐路に立たされているが、そんな中、3劇団は3密を避けソーシャルディスタンスを保ちながら新たな演劇表現を試みる。

当日は、広瀬川のほとりで芝居を展開。観客同士は一定の距離を保ちながらライブ観賞できるほか、現地では届きずらい役者のセリフをラジオ「まえばしCITYエフエム」の生放送を通して視聴することができるという。

現地で観覧する人もそうでない人も、上演時間になったらエフエムラジオ(まえばしCITYエフエム=84・5MHz)またはスマホ(サイマルラジオなど)を通して演劇を視聴する。劇団CLAP×CLAP団長の丹野真希さんは、「広瀬川を舞台に、離れた役者と観客がラジオでつながる空中演劇を繰り広げます。三密を避けるため全国的にも珍しい表現に挑戦しますので是非、その瞬間に立ち会って下さい」と話す。参加無料。午後2、5時からの2回。中村さん(090・4249・9127)。

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