標本、写真パネル、映像などで紹介

富岡の自然史博物館 5月16日まで開催中

すき間に生える多彩な植物に注目!

道路や用水路、岩壁などに生えている植物を紹介する企画展「すき間片隅植物図鑑」が、富岡の県立自然史博物館で開催中。展示に合わせ、観察会やギャラリートークなども行われる。

今展は「自然のすき間」「すき間植物の生態学」など5部構成。道路や渓谷など、自然に出来たすき間や人工物のすき間に生えている植物を、標本や写真パネル、映像などで紹介している。

石垣を模した壁面から植物が生えている様子を再現したり、空撮動画を天井に映し出したり、同館近くのすき間植物観察おすすめスポットを紹介するなど、展示には様々な工夫が凝らされており、遊び心もいっぱい。同館の鳥羽隆敏主幹は、「自然界や人がつくり出したすき間に生える植物は多彩で、なかには特殊な形や生態をもつものもあります。普段、見過ごしてしまうような植物たちの意外な姿を、じっくりご覧下さい」と話す。

5月9日には上信電鉄を乗りつぎながら駅などのすき間に生育する植物を観察する「上信鉄道途中下車の旅観察会」を実施。参加費一般1050円、小学生550円。希望者は、15日午後5時までに専門サイトより申し込む。5月16日は「博物館の日」にちなみ、「群馬のタンポポギャラリートーク」を実施。午後1時と同3時半からで参加無料。企画展は事前予約制で、5月16日まで。同館(0274・60・1200)。

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