碓氷峠鉄道文化むらがアツい!

汽笛よ響け SLあぷとくん 復活へ向け修復中

安中の碓氷峠鉄道文化むらの蒸気機関車「SLあぷとくん」修繕のためのクラウドファンディングが目標額の1300万円を達成。今夏、復活運行が開始される。現在は埼玉の工場で修復作業が行われており、7月上旬には完成する見通しだ。

イギリス製の「SLあぷとくん」=写真①=は1999年の開園当初から、園を周遊する蒸気機関車として親しまれてきた。長年の運行で老朽化し大規模な修繕が必要になったが、施設を運営する碓氷峠交流記念財団だけでは多額の費用を用意するのは難しく、2019年から運行を停止。しかし、復活を望む多くの声を受け、インターネットで寄付を募る修復プロジェクトを立ち上げた。1月18~3月31日に行われたクラウドファンディングでは、個人や法人などから975件、1372万円が集まった。同財団の中島吉久理事長は「たくさんの人の協力のおかげです。復活を楽しみにして欲しい」と話す。

 

 

現在放送中の人気アニメにも同園が登場


©プロジェクト シンカリオン・JR-HECWK/超進化研究所Z・TX

一方、今月9日から放送中のテレビアニメ『新幹線変形ロボ シンカリオンZ』(テレビ東京系6局ネットで毎週金曜午後7時25分から放送)では同園が舞台として描かれており=写真②、登場人物の一人として横川に住む頭脳明晰な小学5年生「碓氷アブト」=写真③=が登場する。

謎の巨大怪物体から日本の平和と安全を守るため、新幹線超進化研究所によって開発された「新幹線変形ロボ シンカリオン」。新型ロボ「シンカリオンZ」やその運転士たちの活躍を描く新シリーズの第1話では、文化むらの地下にあるという設定の「超進化研究所 横川支部」が舞台に。ほかにも横川駅や旧丸山変電所、おぎのやなど、お馴染みの場所が登場。宣伝担当は「新シリーズでは今後も舞台として碓氷峠鉄道文化むらが登場します。見覚えのある景色が出てきますので楽しみにしてほしい」と話す。同園(027・380・4163)。

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