校舎壁面をプロジェクションマッピングで彩りランウェイを歩む 

沼田女子高 100周年

最後にランウェイを先生が歩くと校庭は最高潮に

創立100周年を迎えた沼田女子高で今月5日夜、生徒企画のプロジェクションマッピングを校舎に投影する記念行事が行われた。電気設備会社ソウワ・ディライトのスタッフが設営した鮮やかな映像を背景に、生徒らがファッションショーさながらにランウェイを歩み、母校の100周年を祝った。

最初に、生徒が制作したショートムービーをスクリーンに見立てた校舎壁面に上映。「100年後の君へ。青春は短い、もがけよ乙女」と字幕が大きく投影されると、生徒はじっと見入っていた。

校舎をバックに歩む生徒ら

コロナに翻弄された学校生活と、沼女100年の歴史を4分半にまとめた映像では、楽しみだった修学旅行などが中止になった様子を投影。その後、思い思いの衣装をまとった生徒が登場し、ポーズを決めると、両側にいた制服姿の生徒も惜しみなく拍手を送り、校庭は大いに盛り上がった。

生徒会長の武井美里花さん(18)は、「様々な行事が中止になり、悔しい思いをしたので、この日を成功させたかった。母校を今までよりも、もっと好きになった」と目を潤ませた。

廣井達人校長は「行事は生徒が自ら実行した。OGや地域の方々に支えていただいた重みを実感してほしい」と話した。

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