400年の歳月と1年の出会い(Vol.84)

世代を超えて文化を伝え合う、笹森稲荷神社の皆さん
世代を超えて文化を伝え合う、笹森稲荷神社の皆さん

春の訪れに合わせ、甘楽町では3月1日から「キラッとかんら観光キャンペーン」がスタートしました。春を彩る桜並木と共に、甘楽町の象徴的な雄川堰は400年の歴史があると伝えられています。

歴史的魅力として、笹森稲荷神社も挙げられます。1190年程の昔、825(天長2)年に福島地区に建てられました。この神社に伝わる太々神楽も400年余りの歴史と伝統があり、毎年3月の第2土日に春季例大祭が今も尚、受け継がれております。

このお祭りの出会いから、私の地域おこし協力隊活動も始まりました。世代関係なく、集まった皆で教えあいながら、1年のお祭りを迎える姿に〝先人の文化の伝承〟を垣間見ました。活動を経て今、師匠にあたる笛師の方との出会いから、篠笛製作にも関わり篠笛も町の魅力としてPRしています。

昨年の出会いへの感謝に、今年は製作した篠笛を提供するなど、深くお祭りに関わらせて頂いています。

毎年のお祭りと言えども同じ1年はなく、又、輝く一瞬は儚いものですが移り行く中で残り続けるものがあります。ほころぶ笑顔のように自然とにじみ出る一体感が、お祭りを楽しむ心に懐古の想いを覗かせるのだと思います。練習は真剣そのもの。太鼓を叩く番でなくとも、リズムを体に刻み、時間を余すことなく、練習に臨む姿に大人顔負けです。

明日10日から始まる笹森稲荷神社春季例大祭は、町内で山車や稚児行列が練り歩き、翌11日は北関東一の露天市で賑わいます。甘楽町に春を告げる風物詩で賑わうこの機会にどうぞ足をお運びください。お待ちしております。

 

甘楽町地域おこし協力隊
浦野 充加 さん
【略歴】1989年富岡生まれ。川越の建設会社の仕事を経て、17年から甘楽町地域おこし協力隊に所属。高崎経済大学との連携や篠笛楽花工房での篠笛づくり、自然を生かした観光振興に取り組む