ウェブサイトから購入できる「ぐんま福まるしぇ」 開催中!


動物や植物など個性あふれるがま口

sumica
クリエーター 都筑澄江さん(藤岡市)

藤岡市在住のクリエイター都筑澄江さんは、布雑貨ブランド「sumica」を立ち上げ、がま口ポーチやバッグ、財布などを手作りし、発信している。

がま口に使用する布は、動物を始め、植物、水玉など、国内外のファブリックから都筑さんがこだわりを持ってチョイスした個性あふれるものばかり。「『持っているだけで気持ちが高まるがま口』をコンセプトに、使い手のことを思いながら布地選びをしています」と語る。オリジナルのパターン(型紙)を使って布を裁つところから、縫製、仕上げに至るまで心を込める。都築さんの丁寧な仕事ぶりを評価するファンは多い。

今月、ラインナップに加わった新作は、ふわふわのフェイクファーを使用した大型のがま口ポーチ「うさぎのおしり」。側面に文字通り子うさぎのおしりのような丸い玉がつけられているのが特徴。ウサギをかたどった口金を開けると、内側にもウサギ柄の布が張られていて、まさにウサギづくしだ。このほか、柴犬のあたまを「なでなでしているような気持ちになれる」という「柴犬のあたま」がま口ポーチはショルダーストラップ付で、異なる表情の3種類が用意されている。

クリエイターである都筑さんの原点は、福島での幼い頃の体験。和裁を生業にする祖母と、編み物を教える母親がいる環境で育った都築さんのそばには、いつも裁縫箱やミシン、毛糸に編み針があった。夫の転勤とともに仙台や千葉を経て、「一番気に入った」という藤岡で家を購入。子どもが成長し手がかからなくなった現在は、新たなデザインを生み出すことに集中している。都筑さんは、「新デザインをこの機会にぜひ、ご覧ください」と話す。

○うさぎのおしり がま口ポーチ(ライトグレー) 幅13㎝、高さ10㎝、マチ5㎝、税・送料込 6000円
○柴犬のあたま がま口ポーチ(ショルダーストラップ付き) 幅13.5㎝、高さ12.5㎝、マチなし、税込・送料込 4500円
http://sumicahw.shop-pro.jp/
インスタグラム @sumica_hw

群馬にまつわる「形」をお皿に

三美堂
うつわ演出家 吉村聡さん(高崎市)

ぐんまのお皿

群馬県、だるま、赤城山、妙義山、榛名山など群馬にまつわる「形」をお皿として製品化しているうつわ演出家の吉村聡さん(36)。

吉村さんは高崎市上並榎町で60年以上続く食器卸売会社「三美堂」の4代目。祖父が創業して以来、飲食店や旅館向けに食器の卸売を中心に販売。全国へ売り上げを伸ばしていた時期もあったが、外国産の安い食器に押され市場は縮小。「食器の魅力をもっと発信したい」と30歳でサラリーマンを辞めて家業を継いだ。2018年、「つる舞う形の群馬県」と上毛かるたに歌われる県の形の盛り皿「ぐんまのお皿」を発表。釉薬の濃淡で山や川の景色を表現したお皿は、漫画家・井田ヒロトさんのマンガにも登場し、「何を盛っても絵になる」と評された。

翌年、食器ブランド「つーーーる(toool)」を立ち上げた吉村さんは、生まれ育った高崎市を象徴するだるまの皿や箸置き「ふらっとだるま」をプロデュース。榛名や妙義など群馬の山々をかたどったカトラリーは県立女子大の学生とコラボ。インバウンドの需要も考えてパッケージには英語で説明を表記した。

今後は、群馬の歴史を調べて、食器に新しい道具(ツール)としての意味を込めた「るーーーつ」ブランドも考案中。廃棄された酒樽の木をアップサイクルした食器などが登場する予定だ。吉村さんの想像力はとどまるところを知らない。吉村さんは、「群馬の古いものを紐解いて、食器の新しい価値を作っていきたい」と意気込む。同社(027-362-7167)。

○ちっちぇふらっとだるま 箸おき
1,000円(税込)本体:5.8×6.0×0.7cm約 48g、磁器、色は、赤・白・黄・緑・青・黒
○ぐんまのお皿(大)高低差
8,250 円(税込)本体:28×30×2cm・重量:約1.2kg (※手づくり品のため誤差あり)、色は、緑(織部)・黒・トルコブルー・白(紅志野)・金
https://www.toool.info/
インスタグラム @tooolgunma

日本の麻を御守りに

天然石あすみ  黒川しずえさん(高崎市)

高崎市日高町にある「天然石」を販売する「天然石あすみ」は、「精麻製品」も扱う。店主の黒川しずえさんは「日本の麻の美しさをライフスタイルに取り入れたい」と精麻作家として活動している。

「精麻」とは、麻の葉を独特の光沢をもつ繊維に仕上げたもので、神社仏閣のしめ縄などで使用されている。栃木県の麻農家で生産された麻の葉を仕入れ、手で細くなめし、次第に光沢を帯びた麻を植物由来の自然な草木染で紫や黄色、ピンクなどレインボーカラーに染める。染色した繊維素材を生かして、本格的な編み込みをした「お飾り」を始め、丸くふさふさとした御守りやほうきアートなどを作る。

黒川さんの明るい人柄もあり、店には来店予約が途切れない。「日本人にとって麻は単なる繊維ではなく神秘的で神聖な力を持つものとされてきました。何か迷っているときに精麻にふれると、背中を押してもらえるように感じるようです。自分の側においても、プレゼントしても良いですね」と笑顔で呼びかける。

○精麻祓い棒 赤しそ染19㎝他、税込3080円(送料別)。
○精麻飾り 赤しそ染15㎝、税込3520円(送料別)。
○精麻ハケウコン染16㎝、税込3300円(送料別)。
天然石あすみ(090-1250-7375)。予約制
https://ameblo.jp/powerstoneasumi/
インスタグラム @tianranshi

〇ぐんま福まるしぇ〇
https://fuku-01.stores.jp/

掲載内容のコピーはできません。