Learning by Adventure ~冒険を学びに~(Vol.175)

沢登りチャレンジキャンプの様子=今年8月、榛名山麓の榛名川で開催

「SHAKICK OUTDOOR(シェイキックアウトドア)」は、「Learning by Adventure(冒険を学びに)」を理念に掲げ、2018年から自然体験を提供する団体として活動を開始しました。事業の柱は2つ。1つは「チャレンジ」をテーマにしたキャンプ事業で、「山頂で朝日を見るキャンプ」「沢登りキャンプ」「火起こしキャンプ」などを行っています。もう1つは、林間学校のプログラムコーディネートと指導を行う事業です。

現代では、子どもが自然に触れる機会が減少しています。背景にはゲームやスマートフォンの浸透、放課後に遊ぶ時間が減少していることなどが挙げられます。デジタル化が進む中、クワガタを捕まえたり、川に飛び込んだり、火を起こしたり、自然の中で得られる経験は必要なのでしょうか?

ある研究によると、子どもの頃は脳の神経ネットワークを整備する時期であり、自然体験によって得られる五感刺激は、脳の成長にとって必要不可欠であると結果が出ています。

しかし、コロナ禍で自然体験の場はますます失われています。実際に、4月~8月まで予定されていた林間学校の事業は全て中止を余儀なくされました。宿泊を伴う自然体験はリスクが大きすぎたのです。

そこで、シェイキックアウトドアが始めたのがYoutubeの動画配信です。Stay Home中でも、自然を身近なものに感じてもらえるよう配信しています。身近な自然物を使う工作を始め、キャンプや山登りなど、幅広くアウトドアに触れられる内容になっていますので是非、ご覧ください。

今後は自然の魅力を発信することと、学校と連携しそれぞれの子どもたちに合った「冒険」を提供することを通じて、人の成長を手助けできる事業を展開していきたいと思います! 様々な冒険プログラムを用意しておりますので興味がある方は是非、シェイキックアウトドアのHP (https://shakick-outdoor.com/wp/)を参照下さい。

 

シェイキックアウトドア代表
小林 秀平

【略歴】 1989年前橋生まれ。群馬大学教育学部に在学中、アウトドアの魅力に引き込まれ、みなかみ町のガイドカンパニー「レイクウォーク」にてフラットウォーターのカヌーガイドに従事。大学卒業後、2018年に自然体験活動プログラムを提供する支援団体「 SHAKICKOUTDOOR 」を起業。子どもから大人まで幅広く野外教育に取り組む

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